アメリカ企業への転職活動の流れを6分で理解する

シール付きの手紙 就職活動
イヌくん
イヌくん

ねえねえ、お兄さん。

お兄さん
お兄さん

何だい、イヌくん?

イヌくん
イヌくん

僕、ちょっとダメ元でアメリカの企業もいくつか受けてみようと思うんだけど。

お兄さん
お兄さん

うん、いいんじゃないかな?

中には物好きな会社もあるかもしれないもんね!

イヌくん
イヌくん

(え?僕、ディスられてる?)

とりあえず履歴書じゃなくてレジュメというものを用意すればいいことは分かったんだけど、他に気をつけることってある?

お兄さん
お兄さん

じゃあ今日は、アメリカ企業の採用活動の大まかな流れを説明するね。

イヌくん
イヌくん

(やっぱり聞き間違いだったのかな?)

わーい!ありがとう、お兄さん!

アメリカ企業への転職活動の流れ

アメリカ企業への転職を考えているけれど、実際に何から始めればいいのか分からないといったことはありませんか?

アメリカ企業への転職は、日本企業へのそれとは勝手が違うことが多く、慣れないうちは戸惑うことばかりです。

この記事では、アメリカ企業に応募してから採用に至るまでの、一般的な流れについてご紹介します。

応募するポジションを探す

まずはお目当ての企業・ポジションを探すところから始まるのは、日米ともに変わりはありません。

探し方にもいくつか方法があるので、それぞれ見ていきましょう。

企業の採用サイトで探す

ほとんどの企業は採用サイトを持っているはずです。

Googleで「jobs 会社名」や「career 会社名」などで検索してみましょう。

ここで1つ注意すべきなのは、アメリカ企業では、ポジションと職位を明確に指定した上で採用を行うということです。

日本企業であれば、わりと大雑把に、例えば「エンジニア職」として採用活動を行い、実際に応募してきた候補者の経験に応じて職位や給与を決めたり、配属を決めたりすることも多いです。

一方、アメリカ企業の場合は、募集の時点でどのプロジェクトのどのポジションにどのグレードの人材が欲しいかということが明確に定義されており、給与もそのグレードに応じて予め決まったテーブルに基づいて決められます

なので、応募するポジションを決める際には、Qualification欄を見て、そのポジションに要求されている経験年数等が自己の経験とマッチするかをしっかりと確認する必要があります。

自分の実際の経験よりも、要求が厳し目のポジションを受ける分には良いのですが、緩めのポジションを受けると、仕事内容や待遇にミスマッチが生じてしまうことが多いです。

転職エージェント経由で探す

応募先は、自力で探す他に、転職エージェント経由で探す方法もあります。

転職エージェントを使うことには、以下のようにメリットが多いので、少しでも転職を考えているのであれば、いくつか登録しておくことをオススメします。

【転職エージェントを使うメリット】

  • 未公開の求人情報も持ってきてくれる
  • 自分がまったく考慮していなかったような会社の求人情報も持ってきてくれる
  • 各社の面接の攻略法等をアドバイスしてくれる
  • 給与の交渉を代わりに行ってくれる
  • 以上のサービスを無料で提供してくれる(転職エージェントは就職先企業から対価を得る)

 

特に海外求人系では、以下の2サイトの名前をよく聞くので、とりあえず登録しておくといいかと。

企業からのスカウト経由で探す

LinkedIn(https://www.linkedin.com)というサービスをご存知でしょうか?

これは、ビジネスに特化したSNSで、現在グローバルで5億4000万人以上が登録しているそうです(日本では200万人)。

自分の職務経歴や資格等を登録して、他のユーザーが閲覧できるようにしておけるのですが、きちんとアップデートしてあれば、けっこうな頻度で企業のリクルーターからスカウトのメッセージが来ます

もし気になるポジションがあればそのリクルーターにアポを取って、より詳細な業務内容等を聞くことができますし、運が良ければ採用プロセスを1つか2つスキップして面接を受けられることもあります。

アメリカではほぼ全員登録していると言っても過言ではありません。

もし海外就職を考えているのであれば、是非登録しておくことをオススメします。

ポジションに応募する

応募したいポジションが見つかったら、オンラインで応募します。

必要事項の記入に加えて、ほとんどの場合には英文レジュメの提出が求められます。

レジュメの書き方については後述の記事を読んでいただきたいのですが、最低限おさえておきたいのは

シンプルなフォーマットで書く
ということです。
具体的には、下図の左のような凝ったフォーマットは使わずに、右のようなシンプルなものを使いましょう。
レジュメの悪い例と良い例
これは僕の好みの話ではありません。
現在、多くの企業が、採用者を書類選考する際に、レジュメをスキャンして自動的に一時振り分けを行っています。
この際、凝ったフォーマットを使っていると、正しくスキャンが行われず、自動的に振り落とされてしまう可能性があるのです。
これは僕がアメリカで転職活動を行った際にレジュメコンサルタントに聞いた話なので、信憑性は高いと思います。
実際、僕はその話を聞いてからはシンプルなフォーマットで通してきましたが、一度も書類選考で落とされたことはありません。
少なくとも、シンプルなフォーマットが選考で不利に働くことは無いと言えます。

電話面接(Phone Screening)

書類選考が通ると、次にPhone Screeningと呼ばれる電話面接のステップに入ります。

実際に電話を使って行うこともあれば、Skeyp等の電話会議システムを使って行うこともあります。

多くの場合には、以下のうち2つか3つの面接が行われます。

リクルーターによる電話面接

ほとんどの場合には、初めに人事部のリクルーターによる電話面接が行われます。

ここでは、そのポジションのもう少し具体的な説明や質疑応答をしてもらえます。

また、その候補者の最低限の資質の確認と、ビザのステータスの確認も併せて行われます。

ビザが無い場合にはたいていこの段階で落とされてしまうというのは、以前説明したとおりです。

採用担当マネージャー(Hiring Manager)による電話面接

リクルーターによるスクリーニングを通ると、多くの場合にはHiring Managerと電話で話すことになります。

Hiring Managerとは、人事部にそのポジションの採用を依頼しているマネージャーのことで、採用された暁にはHiring Managerが直属の上司になることがほとんどです。

日本の採用プロセスだと、役職が低い人から面接していって、最終的にマネージャーや人事との面接となることが多いので、ちょっとびっくりするかも知れませんね。

結局、マネージャーがダメと言えば他の人がいくら良いと思っても採用となることは少ないので、であればマネージャーから面接した方が合理的なのかも知れません。

面接の内容はマネージャーに大きく依存しますね。

そのマネージャーが現場よりの人なら、具体的なスキルレベルの確認にまで踏み込んでくるだろうし、マネジメントよりの人なら、姿勢やカルチャーフィット(≒好き嫌い)を重視してくるでしょう。

現場担当者による電話面接

状況によっては、現場担当者によるより詳細な面接が入ることがあります。

具体的には、遠隔地に住んでいるために現地での面接を行うのにコストがかかる、もう少し具体的なスキルの見極めを行いたい、などです。

課題の提出

電話面接を終えると、企業によっては課題の提出を求められることがあります。

課題の内容はそのポジションの業務内容に密接に結びついたものであることがほとんどで、例えばUberのプロダクトマネジャーであれば

Design a driver-facing home screen that will help drivers become better drivers.

などです。

この課題が事前に評価されて次のステップに行けるかどうか決まるのか、あるいは現地での面接の中で判断材料の1つとして用いられるだけなのかは、その時々によります。

現地での面接(Onsite Interview)

さあ、いよいよ現地での面接です。

英語を母語としない日本人にとっては、やはりここが一番の難関ではないでしょうか?

僕はかなり入念に準備をしていって、なんとか内定を取ることができました。

ご参考までに、僕がAmazon本社を受けたときに行った面接対策については、以下の記事を参照してください。

 

ちなみに、日本の面接との大きな違いは、業務時間中に行われるということでしょうか。

採用候補者の現在の業務を考慮して、業務終了後の夜間に面接を行うなどということはしません

なので、面接を受けるためには仕事を休んだり中抜けしたりする必要があります。

最近あの人休みがちだな、と思っていたら転職活動をしていたというのはよくある話です。

オファー&給与交渉

現地での面接を終えると、1〜2週間以内には結果が知らされます。

無事オファー(内定)がもらえたら、待遇面の交渉に入ります。

日本だと多くの場合、「弊社規定に従う」という言葉に従って、企業側から提示された待遇をそのまま受け入れることがほとんどだと思います。

「ここでゴネて内定が取り消されてしまったらどうしよう」という不安もあるかと思います。

が、そういう心配は無用です。

企業側は、採用候補者が給与交渉をしてくることを見越して、あえて低めの給与でオファーをしてきます

ここは迷わず給与交渉を行いましょう。

先述したように、エージェントを使っていればここの交渉も代わりに行ってくれるので安心です。

具体的なポイントは、以下の記事をお読みいただければ!

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レジュメの書き方、英語面接対策、内定後の給与交渉の仕方など、具体的なノウハウは下記の記事をご参照ください!

【海外就職攻略の教科書】Amazonシアトル本社の採用試験のために僕がしたこと全部|ゆう🇺🇸純ジャパからの海外就職|note
こんにちは。ゆうです。 このnoteを開いていただき、ありがとうございます! 僕は現在、Amazonのシアトル本社で、Senior Product Managerとして働いています。 と自己紹介すると、よく「帰国子女なの?」とか「海外MBAなの?」とか聞かれるんですが、残念ながら筋金入りの純ジャパです。 初めての...

 

以下のようなノウハウが詰まった、海外就職攻略の決定版となっています!

是非一度覗いてみてください!

1. アメリカ企業の採用プロセス
・応募
・書類選考
・フォンスクリーニング(電話面接)
・課題
・オンサイトインタビュー(対面での面接)
・内定&給与交渉

2. レジュメの書き方
・履歴書とレジュメの根本的な違いを理解しよう
・僕が実際に使ったレジュメを公開します
・フォーマットの選び方

・レジュメの構成
・各セクションの書き方
・カバーレターの書き方

3. フォンスクリーニング対策
・フォンスクリーニングの目的と種類
・フォンスクリーニング対策のために僕がしたこと

4. オンサイトインタビュー対策
・Amazonの面接の特徴
・オンサイトインタビュー対策のために僕がしたこと
・実際に作成した想定質問集
・実際に作成した回答例
・Amazon以外の会社のオンサイトインタビュー対策


5. 給与交渉の仕方
・日本人が犯しがちな間違い
・給与交渉の手順
・僕が行った給与交渉の例

まとめ

  • 転職活動では、転職エージェントを上手に活用しよう。エージェントを利用することによるデメリットはほぼ無い。
  • レジュメはシンプルなフォーマットを選ぼう。
  • 企業側は給与交渉を織り込んであえて低めの給与を提示してくる。給与交渉は必ず行おう。
イヌくん
イヌくん

よーし!僕もがんばって給与交渉するぞ!

お兄さん
お兄さん

イヌくんは、まずはオファーもらうところからだねー。

就職活動

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海外就職攻略の教科書 僕がこれまでに培ってきた、海外で就職するためのノウハウを全て詰め込んだ電子書籍です。
海外就職を目指す人、必読です。

【目次】
1. アメリカ企業の採用プロセス
2. レジュメの書き方
3. フォンスクリーニング対策
4. オンサイトインタビュー対策
5. 給与交渉の仕方
6. ビザ取得戦略
NEW!サバイバル英語仕事術海外で6年間仕事をする中で学んだ、英語がペラペラじゃなくても英語で仕事をこなすための技術をまとめました。
海外や外資系企業で英語を使って働いている人、これから働きたいと思っている人には是非読んで頂きたいです。

【目次】
1. 資料を高速で読む技術
2. メールを高速で処理する技術
3. 会議で取り残されない技術
4. 言いたいことを文書できちんと伝える技術
5. 言いたいことを口頭できちんと伝える技術
6. まとめ:もう始めてしまいましょう
 
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