ChatGPTを活用した究極の英語面接対策

こんにちは。ゆう(@honkiku1)です。

2013年に駐在員としてサンフランシスコに赴任し、Amazonシアトル本社への転職を経て、現在はスタートアップでプロダクトマネージャーとして働いています。

そんな経験を活かし、このブログではアメリカで就職するためのポイント、アメリカでの仕事や暮らし、英語の学習方法などについて日々紹介しています。

 

イヌくん
最近ChatGPTっていう単語をよく聞くけど、何に使えるのかいまいちよく分かんないね。
まあ、僕には関係無いかな〜

 

ChatGPTはAI(人工知能)の一種で、人間と自然な会話をしたり、文章を作成することができます。

会話ができるAIというのは以前からありましたが、これのレベルが今めちゃくちゃすごいことになっていて、様々な用途が模索されています。

今回は、その中でも「ChatGPTを使うと英語面接対策がめちゃくちゃはかどるよ!」ということをお伝えしたいと思います。

英語面接に苦手意識を持っている全ての日本人にとってかなり有益な内容になっていると思うので、ぜひ読んでみてください!

 

英語面接の難しさ

 

全く準備をせずに英語面接に臨んですらすらと回答できる日本人ってそうそう多くないと思います。

英語面接の難しさは、以下の2点が主な要因かなと思います。

  • 質問に対して適切な回答やエピソードがぱっと思いつかない
  • エピソードを思い出せても、その場で素早くロジカルな英文に構成できない

 

これらの課題に対して、以前書いた下の記事では

  1. 想定質問を用意しまくって
  2. それぞれの回答をしっかり文章で作成して
  3. 全部丸暗記する

という、ゴリゴリの力技の対策をご紹介しました。

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これらの対策は今でも相変わらず有効だと思うので、ぜひ上の記事も読んでみてください。

 

今回の記事は、上の「①想定質問を用意する」、「②それぞれの回答を作成する」という部分を、AI(ChatGPT)を使って効率的にやってしまおう!という内容になっています。

 

ChatGPTの基本的な使い方

 

具体的な面接対策のやり方に入る前に、ChatGPTを全く使ったことがない人のために一応基本的な使い方だけ説明しておきます。

「もう使ってるよ」って方は、次の章に進んでしまって大丈夫です。

ChatGPTにアクセスする

まず、以下のURLにアクセスしてください。

以下のような画面が表示されるので、「Sign up」をクリックしてください。

 

以下のようなユーザー登録画面が表示されます。

メールアドレスとパスワードで登録してもいいですが、GoogleやMicrosoftアカウントを持っている人は、そっちを使った方が楽ちんです。

名前や電話番号など、必要項目を入力してください。

以下のような画面が表示されたら、無事登録成功です。

 

ChatGPTに何か質問してみる

ChatGPTを使うには、上のスクリーンショットの一番下のテキストエリアに、ChatGPTにお願いしたいことを入力します(これをプロンプトと呼びます)。

入力は日本語でも英語でもどちらでも大丈夫です。

まずはシンプルに

ChatGPTの便利な使い方を教えて。

とでも聞いてみましょうか。

使い方が分からなければ、本人に聞いてみるのが一番ですからね。

 

すると、以下のような答えが返ってきました。

ChatGPTを使うことで、以下のような便利な使い方ができます。

  1. 質問回答: ChatGPTに質問をすることで、様々なトピックに関する情報を得ることができます。たとえば、歴史の出来事や科学の原理など、様々なトピックに関する情報を聞くことができます。
  2. 文章生成: ChatGPTを使うことで、文章を自動生成することができます。たとえば、小説のストーリーを作成したり、ブログ記事を書いたりすることができます。
  3. 英語学習: ChatGPTは英語を話すことができるため、英語学習のサポートに役立ちます。英語での会話の練習や、文章の作成の練習など、様々な学習に活用することができます。
  4. コミュニケーション支援: ChatGPTを使うことで、会話の中での表現や適切なフレーズの選択など、コミュニケーションに役立つ情報を得ることができます。
  5. アイデアの発想: ChatGPTは様々なトピックに関する知識を持っているため、アイデアの発想に役立ちます。たとえば、新しいビジネスアイデアやプロジェクトのアイデアを考える際に、ChatGPTを使ってアイデアを出すことができます。

以上のように、ChatGPTは様々な用途に役立ちます。ただし、ChatGPTは人工知能の一種であり、完全な正確性は保証されていません。必要に応じて、ChatGPTの回答を検証することが重要です。

 

どうでしょうか?

ポイントは、この回答が前もって用意されたものではなく、こちらからの質問に応じてその場で作り出されたものだということです。

明らかに、今までの会話型AIや検索エンジンとは一線を画していることがお分かりいただけたのではないでしょうか?

本人が上で言っているように、ChatGPTは文章作成や英語学習、コミュニケーション支援やアイデア発想など、様々な用途に使うことができます。

今回はこれらを使って、英語面接対策をしてしまおう、というわけです。

 

ChatGPTを使った英語面接対策の方法

 

ここからは具体的な英語面接対策の進め方に移っていきます。

やることはシンプルで、ChatGPTに

英語面接の準備を手伝って。

とお願いするだけです。

とは言え、ChatGPTを使いこなすためのちょっとしたコツもあるので、以下で説明していきます。

 

まずは、面接を予定しているポジションのジョブディスクリプションを準備してください。

準備ができたら、ChatGPTに以下のようなプロンプトを入力します。

あなたは{業界名}に強みを持つ、優秀な転職アドバイザーです。
以下のポジションの英語面接試験で聞かれそうな質問を10個リストアップしてください。ジョブディスクリプション: ###
{ここにジョブディスクリプションを全文コピペする}
###

1行目で「あなたは{業界名}に強みを持つ、優秀な転職アドバイザーです。」という条件付をしています。{業界名}には、あなたが応募しようとしている会社の業界を入れてください。
ChatGPTは膨大な文章を学習して、質問に対して最も有り得そうな(最大公約数的な)回答をしてくるので、ともすると非常に一般的な回答しかしてこないことがあります

それを防ぐために、このような条件付けをしています。

 

すると一瞬で、以下の例のように「いかにもそのポジションの面接で聞かれそうな質問」が10個リストアップされます。

  1. Can you describe your experience with product strategy and roadmap creation? How do you prioritize features and initiatives, and what factors do you consider when doing so?
  2. How do you approach defining and measuring KPIs and targets for your products and features? How do you ensure that they align with the overall strategic vision for the product(s)?
  3. Can you discuss your experience with game economies, feature design, and player engagement and retention? How do you balance and tune these aspects of the game to achieve desired outcomes?
  4. How do you stay up to date on player needs and preferences, and what methods have you found to be most effective for gathering player feedback?
  5. Can you walk us through your approach to analyzing player data and identifying actionable insights? How do you use this information to inform future product development and optimization?
  6. How have you managed and coached other product managers in the past? What strategies have you found to be effective in encouraging autonomy, mastery, and purpose among team members?
  7. How do you approach collaborating with cross-functional teams, such as design, art, engineering, and marketing? What methods have you found to be effective in facilitating communication and alignment?
  8. Can you describe your experience with A/B and multivariate testing, and how you use these methods to meet goals and create product and player insights?
  9. Can you discuss a challenging situation you faced as a Lead Product Manager, and how you resolved it? What did you learn from that experience?
  10. How do you approach managing competing tasks and deadlines in a quickly evolving environment? How do you ensure that your team stays on track and meets project milestones?

 

イヌくん(悲)イヌくん
こんなこと急に聞かれても、全然答えが思いつかないよー

面接では実際にこんなことが聞かれます。

何も準備せずに臨むと、かなりやばいことが分かりますよね?

「回答が全く思いつかない!」という方は、ChatGPTに

それぞれの質問の回答例を教えてください。

とお願いすると、それっぽい回答を示してくれます。

 

それだけでも十分に助かると思うのですが、より実践的な面接の練習をしたければ、以下のようにお願いするといいです。

上記のポジションのための英語面接の練習相手になってください。
このポジションの面接で聞かれそうな質問をいくつかしてください。
私が回答するので、もし私の回答内容で不足している情報があればフォローアップの質問をしてください。

すると、ChatGPTはこんな感じに返してきます。

もちろん、喜んで面接練習を手伝います!以下はあなたに向けた質問です。

<質問>
Can you tell me about a time when you had to make a difficult decision in game product management? How did you approach it and what was the outcome?

<回答をお願いします>

これに回答すると、ChatGPTはその回答内容を評価し、深堀りの質問をしてきたり、どうすればより良い回答にできるのかアドバイスをしてくれます。

これを2〜3時間程度かけていくつかの質問について行うと、自分の過去の経験がかなり深いところまで言語化できます。

 

また、自分の回答の英語表現に自信が持てない人は、

私の上の回答をより自然な英語で書き直してください。

とお願いすると、より洗練された英語表現にしてくれます。

まさにいたれりつくせりです!

 

転職エージェントとの併用がベスト

 

この方法の欠点を強いてあげるとするならば、ChatGPTはあくまで、「このポジションに対して”一般的には”こう聞かれるだろう」という質問をしてくれるだけだ、ということです。

実際には企業ごとに面接の特徴があり、例えばAmazonでは同社のLeadership Principlesにもとづき、過去の経験を非常に深掘りしてきます。

こういった各社独自の傾向を知るためには、やはりそれぞれの企業の対策を研究している転職エージェントを上手に活用することが重要になります。

例えば、転職エージェントから「この企業の面接ではケース問題が非常に多く聞かれる」ということを教えてもらったら、ChatGPTで面接対策をするときに

XXに関するケース質問を出して。

など、よりその企業に特化した対策が行なえます。

 

海外就職のために特にオススメの転職エージェントを下に挙げておくので、最低限全て登録だけでもしておくことをオススメします。

JACリクルートメント

JACリクルートメントは、英語を活かす仕事、外資系企業、海外への転職に強い転職エージェントです。

欧米以外にもシンガポールやタイ、中国、台湾などアジア各国にも拠点を持ち、強いネットワークを構築しています。

英文レジュメの無料添削英語面接対策中国語のレベルチェックなどさまざまなサービスを提供しているので、外資・海外就職を目指すのであればまず登録しておくべき転職エージェントです。

公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp

 

エンワールド

エンワールド外資系転職を専門とする転職エージェントサービスです。

アジア太平洋地域6カ国に拠点を持ち、そのネットワークを活かして大手外資や日系グローバル企業など、年収800万円以上の高年収求人を常時1万件以上保有しています。

「入社後活躍」をミッションに掲げており、無理に転職を勧めず求職者が本当に活躍できる転職先を探してくれます。

公式サイト:https://enworlddigital.com

 

リクルートダイレクトスカウト(旧CAREERCARVER)

リクルートダイレクトスカウト(旧CAREERCARVER)は、 人材大手のリクルートが展開するハイクラス転職サービスです。

非公開求人を含む、年収800万円〜2,000万円の求人情報を多数保有しており、転職決定年収は平均950万円以上となっています。

高年収や経営ボードを狙う求職者に対して、 時間をかけてじっくりと妥協の無い転職活動を支援してくれます。

公式サイト:https://directscout.recruit.co.jp

 

ビズリーチ

ビズリーチは、管理職およびグローバル人材の転職を強みとする国内最大級の転職エージェントです。

外資系、海外事業部や海外勤務の求人情報を多数保有し、他では出てこない非公開求人も多く取り扱っています。

年収1,000万円以上の求人が3分の1以上を占めるなど、ハイクラスの転職を狙う人はぜひ登録しておきたい転職エージェントです。

公式サイト:https://www.bizreach.jp

 

ランスタッド

ランスタッドは、世界39の国と地域に4,700以上の拠点を持つ、世界最大級の外資系転職エージェントです。

年収1,000万円以上の求人を常時5,000件以上保有しています。

非公開求人が80%を占めるなど、ランスタッドでしか見つからない求人も数多くあるので、チャンスを逃したくない人は是非登録を。

公式サイト:https://www.randstad.co.jp

 

まとめ

 

以上、ChatGPTを使った英語面接対策の方法をご紹介してきました。

まとめると以下のようになります。

  • ChatGPTは超すごい会話型AI
  • ChatGPTを活用すると、想定質問・回答の作成を非常に効率的に行える
  • ChatGPTに転職エージェントからもらった応募先企業の特徴を組み合わせると最強に
  • 外資・海外就職には以下のエージェントがオススメ

 

ChatGPTを使うと、英語面接対策がこれまでにあり得ないほどお手軽に、かつ実践的に行なえます

これを機に、ぜひ外資系や海外就職にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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