こんにちは。ゆう(@honkiku1)です。
2013年に駐在員としてサンフランシスコに赴任したものの赴任先の支社が倒産。半年間に渡る就職活動の末、現在はAmazonのシアトル本社でプロダクトマネージャーをしています。
そんな経験を活かし、このブログではアメリカで就職するためのポイント、アメリカでの仕事や暮らし、英語の学習方法などについて日々紹介しています。
コロナの候、皆様いかがお過ごしでしょうか?
僕は2020年3月からずっとリモートワークをしています。かれこれ9ヶ月。
たぶん、以前のようにオフィスに戻って仕事をすることはもう無いんじゃないかと思います。
コロナ禍で、人材採用の仕方にも少し変化が生じました。
そう、面接が全てオンラインになりました。
もともと、採用プロセス初期の面接(フォンスクリーニング)は電話やオンラインで行うことが多かったです。
フォンスクリーニングでふるいにかけた後、残った候補者をオフィスに呼んで対面で面接するというのが従来の流れでした(詳しくは下記の記事参照)。
こんにちは。ゆう(@honkiku1)です。 2013年に駐在員としてサンフランシスコに赴任したものの赴任先の支社が倒産。半年間に渡る就職活動の末、現在はAmazonのシアトル本社でプロダクトマネージャーをしています。 そんな経[…]
これが、コロナの影響で、最終面接も含めた全ての面接がオンラインで行われるようになりました。
もちろん、オンラインでも対面でも、聞かれる内容は変わらないので、従来の面接対策はそのまま使えます(英語面接対策は下記の記事参照)。
こんにちは。ゆう(@honkiku1)です。 2013年に駐在員としてサンフランシスコに赴任したものの赴任先の支社が倒産。半年間に渡る就職活動の末、現在はAmazonのシアトル本社でプロダクトマネージャーをしています。 そんな経[…]
一方で、オンライン面接にはオンライン特有の注意点がいくつかあり、それらを押さえておかないとあなたの本来の実力が正しく評価してもらえない可能性もあります。
また逆に、オンライン面接だからこそ使えるテクニックもあったりします。
というわけで、この記事ではオンライン面接特有の注意事項とテクニックを説明していきます!
高画質なWebカメラはコロナ時代の身だしなみ
最近、立て続けに何名かの採用候補者とオンライン面接する機会があって、そのときに強く実感したのですが、Webカメラの画質ってめっちゃ大事ですね。
面接が始まって最初に受ける印象がまるで違っていて、カメラの画質が良い候補者は顔が明るくはっきりと見え、非常に良い印象を受けました。
人間って、人から最初に受けた印象を肯定する材料を積極的に探す傾向(心理学用語で「確証バイアス」と言います)があって、第一印象が良い人からはその人の良い点ばかりが見えるし、逆に第一印象が悪い人からはその人の悪い点ばかりが見えるようになります。
実際、オハイオ州トリード大学のフランク・バーニエリが行った研究によると、熟練の面接官であったとしても面接の最初の10数秒で合否を決める傾向にある事が示されました。
コロナ以前の対面の面接に望む際には、皆さんもおそらく全身の身だしなみに気を遣ったと思います。
コロナ時代のオンライン面接では、カメラに映らない部分はどうでも良くて、それよりもカメラ自体の画質がその人の第一印象を大きく左右します。
高画質なWebカメラはコロナ時代の新しい身だしなみであると言えます。
それでは、どんなカメラを使えば良いのでしょうか?
僕もWebカメラを何台か購入して試してみたのですが、現在日本で入手可能なWebカメラの中では、ロジクールのストリームカム一択だと思います。
【ASCII BESTBUY AWARD 2020、VGP2021等各賞を受賞】家電量販店9社とASCII編集部が「今年を代表する素晴らしいデジタル機器」をピックアップする「ASCII BESTBUY AWARD 2020」、オーディオビジュアル機器の魅力を熟知した評論家と全国の有力販売店による、プロの厳正なる審査よって選出される「VGP 2021」等を受賞
【フルHD 1080P 60FPS】フルHD 1080Pの高画質および 60FPSのなめらかな動画でストリーミング、撮影が可能
フルHD1080ピクセルの高画質で60FPSの滑らかな動画を実現しており、もともとYouTuberやストリーマーを対象に作られた、超高品質なWebカメラです。
1080ピクセルを謳っているWebカメラは他にもたくさんあり、いくつか試してみたのですが、画質が圧倒的に違いました。
ノートパソコンに備え付けられているカメラでは、正直力不足です。
こちらの比較画像を見てみてください。
ロジクール ストリームカムの画像は夜間でも明るく鮮明に撮れている一方で(撮影は夜中の2時でした)、備え付けカメラの画像は全体的に暗くぼんやりした印象を与えませんか?
この2人の候補者が全く同じ能力だったら、どちらを採用したいと思うでしょうか?
Webカメラは転職時の面接だけでなく、コロナ時代では日々のミーティング等でも日常的に使うことになります。
であれば、初めにある程度良いものを買っておいた方が、長い目で見ればお得なのではないかなと思います。
発声練習をするより良いマイクを使おう
見た目と同じくらい大事なのが声です。
メラビアンの法則によると、人の印象を決める影響度は見た目や仕草などの視覚情報が55%、声の質や大きさなどの聴覚情報が38%で、発言内容自体の影響度は7%しか無いそうです。
(ちなみに、『人は見た目が9割』で一世を風靡した竹内一郎さんは、最近『人生は「声」で決まる』という新刊を出されていました)
僕は声が通らないのが悩みで、一時期ボイストレーニングに通ったりもしていたのですが、オンラインミーティングがメインの現在では、発声練習をするよりも良いマイクを買った方がコスパ高いですね。
僕のチームで、オンラインミーティングをするときにマイクの音が悪くて何を言っているのか全く聞き取れない奴がいました。
何を言っているのか分からないので、最初はみんな苦笑いしつつ彼の発言はスルーされていたのですが、あまりに改善されないので、マネージャーがマイクを新調するよう指示していました。
これはチーム内での出来事だったので指摘してもらえて事なきを得たのですが、これが採用面接で起きたらと思うとゾッとしますね。
マイクに関しては、ブルーマイクロフォンのイエティが、ストリーマーや音声配信者の間では評価が高いです。
【MONOQLO ベストバイ オブ・ザ・イヤー2020、ASCII BESTBUY AWARD 2020等を受賞】テストするモノ批評誌「MONOQLO」の「ベストバイ オブ・ザ・イヤー2020」、家電量販店9社、アスキー編集部によるアンケートで選出される今年の鉄板デジタルガジェット「ASCII BESTBUY AWARD 2020」、「VGP2021」等を受賞するなど高い評価を受けています。
【プロのミュージシャンやストリーマー等に愛されるサウンドクオリティ】世界中の多数のプロミュージシャンやストリーマー達がBlueの製品を愛用しています。
ただし、僕個人的にはアップルのAirPods Proのマイクで十分に使えているので、わざわざ専用のマイクを買う必要は無いかなと思っています。
– 包み込むようなサウンドを生み出すアクティブノイズキャンセリング
– 周囲の音が聞こえて、今起きていることがわかる外部音取り込みモード
– 装着感をカスタマイズできるように、ソフトな先細のシリコーン製イヤーチップを3つのサイズで用意
– 耐汗耐水性能
AirPods Proのノイズキャンセル機能はめちゃくちゃすごいので、「自宅では騒がしくて仕事に集中できない」という人にもオススメです。
手書き説明用のノートを手元に用意しておこう
ノンネイティブにとって、ホワイトボードは英語だけではうまく伝えきれないアイデアを伝えるための強い味方でした(下記記事参照)。
こんにちは。ゆう(@honkiku1)です。 2013年に駐在員としてサンフランシスコに赴任したものの赴任先の支社が倒産。半年間に渡る就職活動の末、現在はAmazonのシアトル本社でプロダクトマネージャーをしています。 そんな経[…]
僕もAmazonの面接の際には、基本的にずっとホワイトボードの前にいて、ホワイトボードに図やキーワードを書きながら受け答えをしていました。
もしあそこにホワイトボードが無かったら、面接には通っていなかったかもしれません。
そんな素晴らしいホワイトボードですが、オンライン面接では残念ながら使うことができません。
オンラインホワイトボードというものもあるにはあるのですが、面接で使われているという話はあまり聞きませんね。
仮に使えたとしても、ホワイトボードのように気軽にさっと図を描くというのは難しいのではないかと思います。
ホワイトボードの代替手段として、オンライン面接の際には、手元に手書き説明用のノートを用意しておきましょう。
英語だけで説明するのは難しいなと感じたら、ササッとノートに図を描いてカメラで見せながら説明すればサクッと理解してもらえます。
このためにも、やはりWebカメラは画質の良いものを用意しておいた方が良さそうですね。
オンライン面接ならではの小技
最後に、オンライン面接だからこそ使える、面接中の小技をいくつか紹介したいと思います。
カンペ
まず絶対に用意した方がいいのはカンペですね。カンニングペーパー。
僕の英語面接のアプローチは「想定質問とその回答を完璧に用意して全て丸暗記しろ」なんですが、オンライン面接で画面に想定問答を表示しながら回答すれば、必ずしも全て丸暗記しておく必要はありません。
ただし、カンペを全て棒読みするとさすがに不自然なので、できる限り回答は覚えておいて、どうしても思い出せないときのためのバックアップとして画面に映しておく、ぐらいの位置づけが良いと思います。
聞き取れなかったら回線のせいにしちゃう
英語を聞き取るのはただでさえ難しいのに、雑音が入りがちなオンライン面接ではその難しさは3割増しです。
しかし、それを逆手に取って、本当は普通に英語が聞き取れなかっただけなのにあたかもネットワークが途切れたせいで聞き取れなかった、みたいな空気を出すのはアリです。
英語表現としては
You were muffled. (声が遠くて聞き取れませんでした)
とか
You were breaking up. (声がとぎれとぎれで聞こえませんでした)
みたいに言えます。
お母さんの写真でリラックス
面接って緊張しますよね。
面接に臨むときのアドバイスとして、よく「お母さん(もしくは奥さんでも恋人でも誰でも)に話しかけるような気持ちで話すとリラックスできる」みたいなことを言ったりします。
そんなこと言われてもなかなか難しいと思うかも知れませんが、オンライン面接だと、画面上の相手の顔の部分にお母さん(とか奥さんでも恋人でも誰でも)の写真を表示しておくと、まるでお母さんと話しているような気持ちになれるかもです笑。
僕はこれ、社内ミーティングで1回だけやったことあるのですが、意外に効き目あるので、面接で緊張しがちな人は一度試してみるといいかもです。
まとめ
以上、オンライン面接特有の注意事項や裏技について紹介してきました。まとめると、
- Webカメラはコロナ時代の身だしなみ。好印象を与えるために、絶対に高画質なものを用意すべき。今買うならロジクールのストリームカム一択
- カメラと同じくらいにマイクも大事。ただし、専用外付けマイクじゃなくてアップルのAirPods Proのマイクでも十分
- ホワイトボードが使えないので、手書き説明用のノートを手元に置いておく
- カンペは用意しておくべき。ただし頼り過ぎには注意
このピンチをチャンスに変えて、オンライン面接を上手に乗り切りましょう!