【完全版】アメリカで働いてわかったこと10選

アメフトのヘルメット 仕事
イヌくん
イヌくん

ねえねえ、お兄さん。

お兄さん
お兄さん

なんだい、イヌくん?

イヌくん
イヌくん

お兄さんは、日本とアメリカ、両方で働いたことがあるんでしょ?

どっちが良かった?

お兄さん
お兄さん

うーん。いちがいにどちらがいいとは言えないねー。

ただ、かなり違うとは言えるかな。

イヌくん
イヌくん

へー!そんなに違うの?

お兄さん
お兄さん

うん、アメリカで働き始めたばかりのころは、違いにびっくりしてばかりだったよ。

イヌくん
イヌくん

へー。どんな感じだったの?教えて教えて!

初めてのバズを経験しました

先日、なんとなーく書いた下のツイートが、プチバズりました。

ツイッターを始めて1ヶ月半、初めてのバズを経験した僕は、鳴りやまない通知音に恐れおののき、ケータイにクッションをかぶせ、眠れぬ夜を過ごしたのでした。。。

そして、一夜明けてもう一度ツイートを読んでみると、やはり140文字という制限のせいもあり、けっこう言葉足らずなところがあるなあというのが気になってしまい。。。

ちょっと補足説明を加えて、【完全版】として世に出したいと思ったのが、本投稿のきっかけです。

そもそも事項

まずそもそもの話。

このツイートは、僕がアメリカの会社で働く中で、

日本で当たり前と信じて疑わなかったことって、実は当たり前でも何でもなかったのか!
と気づいたことをまとめたものです。

別に、「アメリカサイコー!日本も全部マネすべき!」と言っているわけでもなければ、「アメリカでは全ての会社がこうなっているんだぜ!」と言っているわけでもありません

日本の片田舎で生まれ、日本のやり方しか知らずにやってきた僕が、アメリカで全く違うやり方に触れてビックリドッキリしているだけの話です。

また、僕の経験は西海岸のIT企業2社に限定されたものです。

これがアメリカの全地域・全業界・全企業に適用されるはずはありません。

しかし、例え一部の地域・業界に限られた話であっても、そういう世界が存在することもまた事実。

これを前提に、以下お読みくださいませ。

アメリカで働いてわかったこと

給与の交渉は当たり前

これは、僕がアメリカで転職活動をしたときに転職コンサルタントに言われたことです。

アメリカでは、会社側が給与を提示してくる際、こちらが給与の値上げ交渉してくることを見越して、わざと低めの給与を提示してくるそうです。

オファーレター(内定通知書)を受け取った際、「オファーありがとうございます。非常に嬉しいです。ただ、正直に申し上げると、もう少し高い給与を想定していました。。。」とか言うと、けっこうあっさりと引き上げてくれます。

仮に、ベース給与を引き上げることが難しかったとしても、サイニングボーナス(入社準備金的なもの)は1度限りのものなので、比較的かんたんに引き上げてくれます。

給与交渉したからと言って、オファーが取り消されることはまずありません。

経験上、入社前の給与アップは入社してからよりも遥かに簡単なので、アメリカ企業に就職するならば給与交渉は必ずした方がいいです

休暇2週間は当たり前

日本人的感覚だと、休暇は仕事が比較的忙しくない時期を狙ってさくっと取るものという認識があります。

アメリカでは逆で、さきざき数ヶ月〜1年分の休暇の予定を先に全て決めてしまい、それに基づいて仕事のスケジュールをたてます

また、その際には、かなりまとまった期間の休みを取ります。

日本的感覚で1週間ぐらいしか取らないと(日本人的には1週間でもけっこう長く感じますが)、「なんでそれだけしか取らないの?」と逆に驚かれます。

アメリカだと2週間はざら、1〜2ヶ月まとめて休暇を取ることもけっして珍しくはありません

この2018年の年末も、チームに2人しかいないエンジニアが2人共同じタイミングで2週間の休暇を取ってしまい、プロダクトマネジャーである僕がなぜかコードを書くという、よく分からない状況が起きています(笑)。

プロジェクトの繁忙期に休暇を取っても「この忙しい時期に。。。」などと文句を言うものは誰もおらず、「彼は休暇中だからしょうがないよね」という感じで、社会全体でプライベートや休暇を大事にする共同認識が形成されています

今週で辞めますは当たり前

アメリカでは、雇用契約は通常At-will employmentと言って、雇用側・被雇用側の双方の意思によって成り立つものとされています。

簡単に言うと、会社はいつでも従業員を辞めさせられるし、従業員はいつでも会社を辞められます

辞めるときには2週間前に通知しなければいけないと考えている人もいるようですが、それはただの慣習であって、法的根拠はありません。

僕が見てきた限りでは、多くの場合は辞めると宣言したその週のうちに辞めて行きましたし、競合企業に転職する場合には、会社側がそれ以上のノウハウの流出を嫌って、当日を最終出社日とさせたこともたくさんあります。

引継ぎはどうするのかと思うかもしれませんが、意外と1週間で何とかなってきました。

みんな会社を辞めるのに慣れているので、事前に業務の整理をしてくれている場合も多いですね。

日本では、辞めますと言ってから1〜2ヶ月かかることは全く珍しくありませんが、ちょっと時間かけすぎではないかなと思います。

働く場所は関係無い

日本では、仕事は基本的に会社に来て行うもので、自宅で仕事をしても仕事時間とはカウントされないことがほとんどだと思います。

一方アメリカでは、成果を出してさえいればどこにいてもよく、在宅勤務(Work From Home, WFH)は日常的に行われます

在宅勤務といっても、必ずしも自宅にいる必要もなく、出先や旅行先からWFHすることもよくあります。

僕も、1年に1ヶ月程度は日本に一時帰国し、日本から在宅勤務したりしています。

在宅勤務の理由も問われることはなく、「今日は作業に集中したいから」とか、「今日は道路が混んでいて出勤に時間がかかりすぎるから」なんて理由で在宅勤務することも非常に多いです。

労働時間は関係無い

1つ前の話とも関係ありますが、日本では会社にいた「時間」に応じて評価されるのに対し、アメリカでは出した「成果」に応じて評価されます。

1日何時間働かなければいけない、という決まりも特に無く(本当はあるのかも知れませんが誰も気にしていません)、いついつまでにこれをやりますという約束さえ守れれば、労働時間が多いか少ないかが評価に影響することはありません。

業務中に飲んだっていい

アメリカでは夜の飲み会というのはほとんどありませんが、チームランチはたまに開かれます。

チーム全員で近くのレストランにランチに行き、親睦を深めるわけです。

ランチと言っても、1時間程度では深まる親睦も深まらないので、だいたい1時間半から2時間はかけます

また、まだ業務時間中にも関わらず、けっこうな割合でお酒が入ります

日本では、業務時間中の飲酒などは考えられないことだったので、これはけっこう驚きでした。

飲酒はチームランチに限ったことではなく、オフィスにはよくビアサーバーが置いてありますし、チームの冷蔵庫にワインが常備されていることも珍しくありません。

毎週金曜の3時か4時ごろには、オフィスで酒盛りが始まります

そこで1時間ほど飲んだ後に、家路につく人もいれば、仕事に戻る人もいます。

業務中に美容院に行ったっていい

前項で述べた通り、アメリカでは業務時間という概念が希薄なので、(本来の)業務時間中に美容院に行こうが歯医者に行こうが、誰も文句は言いません。

業務時間中にボードゲームをしている人たちや、プラモデル(ガンプラ)に色を塗っている人たちもいます。

そもそもの話ですが、アメリカでは業務時間という概念が、日本と比べて希薄なように感じます

一応、みんな朝会のある時間(今のチームは10時)までには会社に着くように出社してきますが、僕はだいたい朝7時半ぐらいに出社してますし、逆に朝10時半ごろに出社したいので、朝会は電話で参加するという人もいます。

いつどこで何をしていようが、最終的に結果が出ていれば文句は言われないという文化なんです。

夕食は家族ととる

僕は、日本で働いていた頃は毎日深夜まで残業し、終電で帰るのがデフォルトでした。

平日に家族と夕食をとるなどということは考えたこともありませんでした。

一方アメリカでは、だいたいみんな夜は5時ごろには会社を出て、夕食は必ず家族ととります(独身者は除きますが)。

夜遅くまで会社に残って仕事するなどということはまずありません。

では、アメリカ人の労働時間が日本人よりも極端に短いかというとそんなことは無く、みんな家族と夕食をとって子供をお風呂に入れた後に、PCを開いて仕事を再開します。

夜中にメールが来ていることもありますし(僕は翌朝までスルーしますが)、残った仕事を週末に片付ける人も珍しくありません。

「仕事は会社で業務時間中にやるもの」という固定概念が無いからこそ、可能なスタイルですね。

採用ではコネと学歴が大事

アメリカは実力主義の国だから、実力さえあればコネも学歴も必要無い、と思っていませんか?

実は真逆で、アメリカではコネと学歴が非常に重要になります。

ただ、一口にコネと学歴と言っても、日本のそれとは若干ニュアンスが異なります

まず、日本でコネと言ったら、「取引先の社長の息子だから、ボンクラでも入れてあげる」だとか、「知り合いの市議会議員に子供の就職の面倒を見てもらう」みたいに、有力者の支援で実力の無いものを会社に入れるような状況をイメージするかと思います。

しかし、アメリカでコネが大事というのは、本当に実力のある人を採用するために、以前一緒に働いていてその実力をよく分かっている人を採用する、という意味です。

入社前の面接や課題程度で人の仕事力なんてそうそう測れるものではないので、けっきょく実際に一緒に働いたことがある人からの推薦というのが一番確かだったりします。

また、学歴が大事というのは、日本のように「どの大学を出たか」が重要という意味ではなく、「何を専攻したか」と「どの学位まで取ったか(学部・修士・博士)」が重要という意味です。

MBAや博士号を持っていなければ全く相手にされないということも珍しくありません。

日本のテーマパーク的大学観とは全く異なり、アメリカでは、大学は仕事のための専門的な知識やスキルを得るところという認識があります

一度社会に出て働いた後に、キャリアアップを求めて再度大学に入り直す人も珍しくありません。

会社は結構あっさり潰れる

僕がアメリカに来て最初に勤めたシリコンバレーの会社は、日本の会社のアメリカ子会社だったのですが、業績が振るわずにクローズとなってしまいました。この話はまたそのうち詳しく書きますね。

シリコンバレーでは、日々多くのスタートアップが生まれていますが、それと同じように多くのスタートアップが消えています。

そういったスタートアップの話を見聞きする中で感じたのは、会社が潰れることに対するイメージが、日本ほど悲壮感漂うものではないなということです。

最後の最後まで力を振り絞って、それでもダメで、関係者全員ボロボロになって散っていく、という感じではなく、「もうこれ以上がんばっても見込みが無いな」と判断できた時点で、サクッと損切りしていきます。

その方が経営者も従業員もみんなハッピーでしょ、と。

会社の倒産というよりはプロジェクトの解散に近いイメージで、みんな「またいつかどこかで一緒に働こうね」と言い合って、次のステージを探しに行きます

これはこれで、ある種健全な働き方なのかなと感じます。

アメリカで働きたくなった人へ

ここまで読んで、アメリカで働きたくなった方もいるかも知れません。

もう、とってもウェルカムです。

僕はいつも、優秀な日本人が日本だけにとどまっているのは(社会にとってもその人自身にとっても)もったいないので、もっと海外に出てきて欲しいと願っているのですが、なかなか出てきてくれる人がいないのが現状です。

ぜひ来て下さい。

しかし、アメリカで働くというのは、実は思ったよりも困難が伴います。

英語の壁というものももちろんあるのですが、最大の難関はビザかなと思います。

まずは下の記事を読んで、アメリカのビザを取ることがけっこう難しいということを理解して下さい。

とは言え、アメリカのビザを取ることが不可能というわけではありません。

アメリカのビザを取る、より現実的な方法は下の記事をご参照ください。

まとめ

  • 日本で当たり前と考えられていることは、日本国外では必ずしも当たり前ではない。
  • アメリカのやり方が日本より優れているわけではないが、様々なやり方があることを認識した上で、自分に合ったやり方を選んだ方が幸せになれるはず。
仕事

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【目次】
1. 資料を高速で読む技術
2. メールを高速で処理する技術
3. 会議で取り残されない技術
4. 言いたいことを文書できちんと伝える技術
5. 言いたいことを口頭できちんと伝える技術
6. まとめ:もう始めてしまいましょう
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【目次】
1. アメリカ企業の採用プロセス
2. レジュメの書き方
3. フォンスクリーニング対策
4. オンサイトインタビュー対策
5. 給与交渉の仕方
 
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もう本当に効く英語の勉強しかしたくない

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