英語が苦手な人がやりがちな英会話レッスンのもったいない使い方

こんにちは。ゆう(@honkiku1)です。

2013年に駐在員としてサンフランシスコに赴任したものの赴任先の支社が倒産。半年間に渡る就職活動の末、現在はAmazonのシアトル本社でプロダクトマネージャーをしています。

そんな経験を活かし、このブログではアメリカで就職するためのポイント、アメリカでの仕事や暮らし、英語の学習方法などについて日々紹介しています。

 

長いこと英会話スクールに通っているのに、なかなか英語が話せるようにならないと感じていませんか?

あなたはもしかしたら、もったいない英会話レッスンの使い方をしているかもしれません。

この記事では、オススメの英会話レッスンの使い方を説明します。

 

英会話レッスンを受ける目的

そもそも英会話レッスンって受けた方がいいの?

結論から言うと、英語が話せるようになりたければ英会話レッスンは受けるべきです。

多分必須でしょう。

世の中には、独学だけで英語が話せるようになったという人もいることはいるみたいですが、超レアケースでしょう。

それに、たぶん効率もあまり良くないんじゃないかなと思います。

 

英語学習に割ける時間が限られている大人の英語学習者は、無理に独学だけで英会話スキルを身につけようとするのではなく、お金を出すべきときには出してしまった方が、結果的にはお得だと思います。

英会話レッスンを受けずに独学だけで英会話スキルを身につけようとするのは、座学だけで車の運転を覚えようとするようなものです。

 

英会話レッスンを受ける目的は?

独学ではできない、もしくは行うのが難しい学習をするのが、英会話レッスンを受ける目的です。

自分一人でもできることにわざわざお金と時間をかけるのはちょっともったいないですよね?

文法や構文、語彙の勉強なんかは、英会話教室でやらなくても、自分でやった方が効率的ではないでしょうか。

上の車の運転の例で言うと、「交通法規なんてわざわざ自動車学校で教わらなくても、自習で十分でしょ?」ということです。

イヌくん
でも、本で勉強するより、人に教えてもらった方が分かりやすいってことない?

 

たしかに、素晴らしい講義は本で学ぶよりも遥かに理解を深めてくれます。

でも、それなら僕は断然スタディサプリをオススメします。

スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)
公式サイト:https://eigosapuri.jp/

なぜなら、ネイティブの英会話講師は、日本人に文法を教えるのが上手くないからです。

 

僕はこれまで6軒の英会話教室と4人の個人講師を試してきましたが、そのいずれも、文法の教え方については大学受験のときに通った代々木ゼミナールやスタディサプリには遠く及びませんでした。

こと日本人が文法を学ぶことに関しては、日本の大学受験予備校がベストではないかと思います。

 

ネイティブ講師が文法を教えられない理由

これはある意味仕方の無いことです。

ほとんどのネイティブ講師は日本語を話せません。

だから、日本語と英語の文法体系の違いやコンセプトの差異を知らず、それらによって日本人の英語学習者が何につまづきやすいのかといったことを理解できないのです。

 

「今日のレッスンは仮定法過去完了を徹底的に使い倒しましょう!」のようなアウトプット志向のレッスンならばすごくいいと思います。

ですが、「文法を理解したり文法問題を解くだけなら自分でやった方がいいでしょ?」というのが僕のスタンスです。

 

英会話レッスンのオススメの使い方

それでは、具体的には英会話レッスンをどのように使えばいいのでしょうか?

僕は、英会話レッスンを以下の3つの目的に絞って利用しています:

  • アウトプットを実践する
  • アウトプットに対するフィードバックをもらう
  • 質問をする

 

アウトプットを実践する

日本の受験英語や、その延長線上にあるTOEIC学習だけではアウトプット力は伸びません

自動車の構造にいくら詳しくなっても、車の運転はできるようにならないですよね?

英語が話せるようになるためには、話すトレーニングを積む必要があるのです。

これが、英会話レッスンを受ける最大の目的と言っていいでしょう。

 

講師が話してばかりのレッスンは、リスニングの練習にはなるかも知れませんが、アウトプットの練習にはならないので、英会話レッスンを受ける最大の目的が達成できていないということになります。

おしゃべり大好きでひたすらしゃべっている先生がたまにいますが、避けた方が良いでしょうね。

イヌくん
確かに、授業時間の9割を先生が話してたレッスンとかあったなー

 

アウトプットに対するフィードバックをもらう

アウトプットの練習は自分一人でもやれなくは無いのですが、それだけだと独りよがりになりがちです。

講師に積極的にフィードバックをもらって修正・改善していきましょう。

これは主に、以下のパターンがあるかと思います:

  • 会話の中で文法の間違いや語彙の誤用などを指摘してもらう
  • 発音を矯正してもらう
  • 英作文を添削してもらう

 

僕は個人レッスンを受け始める前に発音については自分なりにしっかりと練習してきたつもりだったのですが、レッスンでコテンパンに直されました

正直若干イラっとしましたが(笑)、直してもらってよかったと思います。

 

どのポイントについてどのくらいのフィードバックをして欲しいかは、事前にしっかりと講師に伝えておいた方がいいです。

先生によっては、会話の流れを妨げないように、多少変に感じても指摘せずに流してしまうことも多いので。

 

そういう意味では、英作文を添削してもらうのは非常にオススメです。

僕自身は最近、毎回英作文の課題を出してもらい、レッスン前に添削してもらって、レッスン中はその間違いを検討する、ということをやっています。

ライティングは会話よりも時間をかけて準備できるので、文法の間違いを指摘されることはほぼ無いのですが、言葉の選び方であったり文章の構成の仕方等、かなりみっちり赤を入れられます。

ライティングの効果については下記の記事を参照してください。

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質問をする

レッスン以外に自分で英語を勉強したり、英文を見聞きしたりする中で、「こういうときにはどんな言い方をすればいいんだろう?」であるとか、「この英文、文法的におかしくない?」といった疑問にぶつかること、よくあると思います。

そういう疑問は全てメモしておいて、講師に聞いてしまいましょう

疑問が残ったままだと自分がアウトプットするときに自身が持てないので、そういう疑問は全てつぶしておきましょう。

イヌくん
そういうのってついつい流しちゃいがちだけど、これからはちゃんとメモとるよ!

 

ちなみに最近僕が聞いたのは、「”love”は状態動詞なのに、マクドナルドはなぜ”I’m lovin’ it!”と進行形で使っているのか?」でした(笑)。

僕はたまに1つの質問だけで1時間のレッスンが終わってしまうこともあるのですが、その間にも積極的に発言はしているわけで、テキストに沿った会話練習よりも身になるのではないかとも思っています。

 

マンツーマンとグループレッスンのどちらがいいの?

僕はこれまで、6軒の英会話スクールと4人の個人講師を試してきました。

その結果たどり着いた結論は、「英会話レッスンはマンツーマンが最高である」ということです。

 

それはなぜなのでしょうか?

端的に言うと、前述した3つのポイント(下に再掲します)を十分に満たすには、マンツーマンでなくてはならないからです。

  • アウトプットを実践する
  • アウトプットに対するフィードバックをもらう
  • 質問をする

 

アウトプットを実践する

グループレッスンでは、先生が生徒を順番にあてて発言させるパターンが多いですね。

その間、あなたは基本的に黙って聞いていることしかできません。

他の生徒さんの発言から学ぶことが全く無いとは言いませんが、費用対効果はあまり高いとは言えませんよね。

 

毎回例えが自動車の教習ばかりで恐縮なのですが、グループで行う自動車の教習を想像しましょう。

他の生徒さんが運転している間、あなたは後部座席にじっと乗っているだけです。

他の生徒さんが注意されているのを聞いて、多少は自分の運転に活かせるかも知れません。

ですが、自分で運転した方が遥かに練習になると思いませんか?

 

英会話も車の運転同様、自分で実践しなければ絶対に上達しません

多忙なあなたに、他人の英語の練習を黙って聞いている暇なんて無いはずです。

 

また、自分が既にできていることを何度もやるのも、あまり効率の良い勉強とは言えませんよね。

マンツーマンであれば、あなたの苦手に合わせて柔軟にレッスンをカスタマイズできます。

ですが、グループレッスンではそうは行きません。

いくらあなたがミーティングでの上手な反論の仕方を練習したいと思っても、その日のレッスンが「パーティーでの気の利いた会話術」ならば、あなたはそれに従って、初対面の人との距離を縮める適切な質問の練習をしなければいけません(それはそれで楽しそうですが!)。

 

アウトプットに対するフィードバックをもらう

グループレッスンで、講師があなたに対してきめ細かいフィードバックをしてくれることはまずありません

あなたの発音や言葉の選び方の間違いをいちいち指摘していたら、他の生徒さんを待たせてイライラさせてしまいます。

 

また、前述のように、グループレッスンでは各レッスンごとに学習内容が予め決められていることがほとんどです。

予定していた内容を一通りカバーできないと、生徒さんから苦情が来ます。

 

こういった事情から、英会話スクールの講師は、いくらあなたのthの発音が気になっても、粛々とレッスンを進めなければいけないのです。

 

質問をする

どうしてもネイティブに聞かないと分からないことってありますよね。

僕は日々英語を使う中で浮かぶ質問を全てメモしておいて、毎回のレッスンのときに全てぶつけて疑問を解消するようにしています。

ときには質問だけで1時間つぶしてしまうこともあります。

しかし、それによって長年の疑問が解決することもたびたびなので、そういうときは概して非常に満足度の高いレッスンとなります。

 

これは、グループレッスンでは絶対にできないことですよね。

他の生徒さんが、レッスンと全く関係の無い質問をいくつもしだしたら、だいぶイラッとすると思います。

さすがに先生も途中で切り上げるでしょう。

自分の疑問をとことん深掘りしたいと思ったら、マンツーマンレッスン以外にはありえません

 

もう1つのメリット(もしくはグループレッスンのデメリット)

さらにもう1つ。これはむしろ、グループレッスンの大きなデメリットだと思っていることがあります。

それは、生徒同士の会話における発音です。

 

グループレッスンでは、アウトプットの実践のために生徒同士で会話させるという場面も多くありますよね。

そのとき問題になるのが、相手のリスニング力です。

相手のリスニング力があまり高くない場合(これはほとんどの場合そうです)、相手との会話をちゃんと成り立たせるために、ついつい日本人に聞き取りやすい英語の発音(ジャパニーズイングリッシュに近い発音)をしてしまうこと、ありませんか?

 

これでは、いつまで経ってもネイティブ発音に近づくことはできません。

英語の発音を良くしたければ、他の日本人に全く気兼ねせずに話せる環境が必要不可欠です。

 

マンツーマンだと緊張しちゃう?

先生と2人きりだと緊張してしまいますか?

こう考えましょう。

マンツーマンだから、他に生徒さんは誰もいないんです。

間違ったら馬鹿だと思われるかもなんて心配しなくていいんです。

早く回答しないと他の生徒さんを待たせちゃうなんて、そんな気を使わなくていいんです。

そこにいるのは、あなたと講師だけなんです。

 

講師に全く気を使わなくていいとは言いませんが(笑)、あなたはその対価を支払ってその講師にそこにいてもらってるんですから、ただただ自分の英語力を伸ばすことだけを考えればいいんです。

 

オンライン英会話レッスンを活用する

オンライン英会話レッスンは、基本的に全てマンツーマンです。

自宅で好きな時間にレッスンを受けられるため、忙しくてスクールに通うのが難しいという方にオススメです。

ネイティブキャンプ

特徴:

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ネイティブキャンプ
公式サイト:https://nativecamp.net

 

DMM英会話

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DMM英会話
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まとめ

まとめます。

  • わざわざ英会話教室に行って文法や構文を習うのはもったいない。自分で勉強できることは自分でやろう。
  • 英会話レッスンは、以下の3つに絞って利用すべき:
    • アウトプットを実践する
    • アウトプットに対するフィードバックをもらう
    • 質問をする
  • 上記3点をきちんと行おうと思ったらマンツーマンレッスンが最適。
  • 日本人同士の英会話は、ジャパニーズイングリッシュ発音を助長してしまうので避けるべき。
  • 他の生徒に全く気兼ねしなくていいマンツーマンレッスンで、自分の英語力を伸ばすことだけに集中しよう。

 

また、スピーキング力を伸ばすには英会話レッスンを受ける以外に、ライティングの練習も非常に効果的です。

詳しくは下記の記事を参照してください。

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