こんにちは。ゆう(@honkiku1)です。
2013年に駐在員としてサンフランシスコに赴任したものの赴任先の支社が倒産。半年間に渡る就職活動の末、現在はAmazonのシアトル本社でプロダクトマネージャーをしています。
そんな経験を活かし、このブログではアメリカで就職するためのポイント、アメリカでの仕事や暮らし、英語の学習方法などについて日々紹介しています。
英文を読んでいると、何回も遭遇するのに全然覚えられない単語ってありませんか?
文脈からも意味が読み取れず、毎回辞書を引くはめになってしまうような。
この記事では、僕がツイッターを使って英語のボキャブラリーを増やした方法を説明します。
この方法を使うと、以下のようなメリットがあります:
- 簡単でお金もかからない
- 英単語がよく記憶に定着する
- ツイッターのコンテンツになる
僕がツイッターで英語のボキャブラリーを劇的に増やした方法
やり方はめちゃくちゃシンプルで、
- 覚えたい単語
- 解説
- その単語を使った例文
- 例文の日本語訳
をツイートするだけ。
例えば以下のような感じ(ツイッターの文字数制限回避のためと、読む人が答え合わせ的に使えるように、日本語訳は元のツイートへのリプライという形にしています)。
⏭Amazon Redshiftはパワフルかつお手頃なデータウェアハウスです。
— ゆう??純ジャパからの海外就職 (@honkiku1) October 15, 2019
人に説明することで理解度アップ! ➡️ 定着!
投稿するときのポイントは、辞書に載っている意味をそのままツイートするのではなく、いくつかの例文を調べて、自分なりに意味を噛み砕いて解説を書くこと。
人に分かりやすく説明することを心がけることで、自分のその単語への理解度が上がり、記憶の定着につながります。
例えば下のツイート。
【ゆるふわオフィス英語】
✅acting▶️臨時のという意味です。interimとほぼ同じような意味ですが、actingは既にいる人の代わりを(休暇などのために)一時的に務める一方で、interimはそのポジションに誰か新規採用されるまで務めます。
⏩I'll work as an acting manager until Ken comes back.
— ゆう??純ジャパからの海外就職 (@honkiku1) February 12, 2019
actingという単語について、辞書通りの「臨時の」という意味を述べるだけにとどまらず、類語であるinterimとの違いを説明しています(この違いはあまり辞書には載ってないです)。
ときには、単語の語源に触れることもあります。
ここまでやれば、その単語への理解はかなり深まっているはず。
有名なラーニングピラミッド(下図)が示すように、人に教えることが一番勉強になりますからね。
人と議論することで更に理解が深まる ➡️ 定着!
ツイッターの良いところは、コミュニケーションがインタラクティブなところ。
あなたのツイートに対して、
「こんな意味があったんだ!」とか
「これ、よく使う!」とか
「こんな風にも使ってます!」とか
いろんな反応が返ってきます。
例えば以下のように。
【Legacy】は遺産の他にも後世に残るような偉業や功績といった意味もあり、一般的には肯定的な表現です。しかし、ビジネスやITの文脈になると途端に「過去の遺物」「時代遅れ」「化石」みたいな否定的なニュアンスを帯びるから不思議です。 https://t.co/ybHgAMfxQi
— 英語はおかず (@_yuki_lang) February 13, 2019
ITコンサルの現場でも、レガシーシステムをどうするかは必ず課題として挙がります。
システムを刷新してコストを下げたい。
でも、当時の担当者は誰も残っておらず、ドキュメントも無いため、正確な仕様が分からない。
何かあったら業務が止まってしまう。
じゃあもう少しだけ残そうか、みたいな。 https://t.co/TOU7Sg87Qy— ゆう??純ジャパからの海外就職 (@honkiku1) February 13, 2019
このようにコメントに対していろいろとやり取りしていく中で、その単語に対する理解が更に深まり、ひいては記憶の定着につながります!
忘れた頃に何度も見る ➡️ 定着!
ツイッターをしていると、かなり昔のツイートにイイネがついたりすることありますよね?
そうやって昔のツイートを忘れた頃に何度も見ることで都度記憶がよみがえり、これが単語の定着につながります。
英語学習者にはおなじみの「忘却曲線」の理論(下図)ですね。
人間は一度覚えても時間が経つと自然に忘れてしまう生き物ですが、何度も復習することでこれを記憶に定着させることができます。
ただし、新しいことを覚えるのは楽しくても、以前覚えたことの復習ってなかなかモチベーションわかないですよね。
この復習のきっかけを、ツイッターに強制的に作ってもらってしまおうというわけです。
ただし、誰かにツイートされるのを待つだけでは、あまりに運任せな感じが否めませんよね。
これに対するソリューションは後ほど紹介します。
実例:ゆるふわオフィス英語
ここで、僕のツイッターアカウントの(自称)人気コンテンツである、ゆるふわオフィス英語についてご紹介したいと思います。
ゆるふわオフィス英語とは、僕が日々の仕事を通じて出会った、
- この単語よく使われてるけど、日本にいたときは知らなかったかも
- この単語ってこんな使い方もするんだ!
- この単語、何回調べても覚えられないなあ
といった単語を独断と偏見でピックアップしてツイートするというものです。
上ですでに実際のツイートをいくつかお見せしましたね。
これを始めてからというもの、僕自身、運用語彙が目に見えて増えました。
現在のところ、新規の単語は1日3回、日本時間の7、12、21時ごろにツイートしています。
また、上のセクションで述べた、「忘れた頃に何度も見る」を実践するために、以前の単語の再ツイートも、1日2回、1時と15時頃に行っています。
実はこれには仕掛けがありまして・・・。
毎日決まった時間に手作業でツイートするのはさすがに辛いので、Google SheetとGoogle Apps Scriptで作った自作ツールを使って、単語リストから自動でツイートするようにしています。
以前のツイートも、ある程度の期間をあけた後に自動的に再度ツイートしてくれます。
詳しい機能や作り方などは下記のnoteで紹介しているので、よかったら読んでみてください。
こんにちは。ゆうです。 僕のツイッターアカウント(https://twitter.com/honkiku1)では、英語学…
まとめ
まとめます。
- 英単語の解説をツイッターで発信することで、記憶に強く定着させることができる
- 人に説明する→人と議論する→何度も見直すを、ツイッターの発信によって実現できる
- 毎日の定期的なツイートにはGoogle Sheet+Google Apps Scriptの自作ツールが便利!
ただし、これはある程度基礎的な語彙力がある人に向いているやり方だと思っています。
まだ基礎的な語彙も自身が無い人は、先に下記の記事で紹介しているやり方でベースを作ったほうが効率的です。
こんにちは。ゆう(@honkiku1)です。 2013年に駐在員としてサンフランシスコに赴任したものの赴任先の支社が倒産。半年間に渡る就職活動の末、現在はAmazonのシアトル本社でプロダクトマネージャーをしています。 そんな経[…]