あなたは伸ばすべき英語の力を間違えているかも?英語力の構造を解説

パルテノン神殿 英語学習一般
イヌくん
イヌくん

うーん。うーん。

お兄さん
お兄さん

イヌくん、そんなにうなってどうしたんだい?

イヌくん
イヌくん

あ、お兄さん。このリスニング教材が難しくて、なかなか聴き取れないんだよ。

お兄さん
お兄さん

どれどれ。なるほど、確かにね。

イヌくん
イヌくん

だから、何回もがんばって聞いて、英語耳を作ろうとしてるんだよ。

お兄さん
お兄さん

ちょっと待って、イヌくん。それって本当に耳のせいなのかなあ?

ちょっと、その教材の英文スクリプト読んでみて。

イヌくん
イヌくん

えー、せっかくスクリプト無しでがんばって聞こうとしてるのになあ。

ぶつぶつ・・・。

イヌくん
イヌくん

ハッ!

読んでも意味わかんない!

お兄さん
お兄さん

その教材は、けっこう難し目の単語を使ってるからね。

読んでも理解できない文章を、聞くだけで理解できると思う?

イヌくん
イヌくん

できないよねー・・・。

ショボーン。

イヌくん、ちょっと努力の方向性を間違えていたようですね。

英語力構造図で伸ばすべき能力を確認しよう!

英語の4大スキルである、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングには、相互に依存関係があります。この依存関係を理解せずに闇雲に勉強しても、伸ばしたいスキルを伸ばすことはできません。上のイヌくんの例のように、リスニングスキルを伸ばしたいからと言っても、闇雲にリスニング教材を聞いてばかりではいけないのです

英語力構造図を大公開します!

下の図は、英語力を構成するスキルの関連を示すために、僕が独自に作成した英語力構造図です。

英語力構造図

イヌくん
イヌくん

ポカーン・・・

お兄さん
お兄さん

まあ、急にこんな図見せられてもポカーンってなるよね。

ちゃんと図の見方を説明するから安心して!

図の見方を説明します!

この図は、全体として英語力という1つの建物を形作っていると考えてください。一旦、灰色の矢印は無視してくださいね。青い箱が柱、緑の箱が床ですね。そして、下のスキルが上のスキルを支えています。例えば、「リーディング」は「インプットのための語彙力」と「インプットのための文法力」によって支えられています。

建物は2階建てで。1階がリーディングとライティングのWritten Communicationに関するスキル。2階がリスニングとスピーキングのVerbal Communicationに関するスキルです。そして全体として、英語力という大きな建物(スキル)を構成しています。

灰色の矢印は、それぞれのスキルが独立ではなく関連していることを表しています。例えば、聴解力と発音力は密接に関連していて、一方を伸ばすと他方も伸びることが多いです

この図で言いたい3つのこと

わざわざこんな図を作ったのは、3つのことをお伝えしたかったからです。

1. リスニング力とスピーキング力はリーディング力とライティング力で決まる

一番言いたいのは、リスニング力はリーディング力に、スピーキング力はライティング力に下支えされているということです。基本的に、読んで理解できない英文は聞いても理解できないし、書けない英文を話すことはできません。リスニング力とスピーキング力の上限は、それぞれリーディング力とライティング力によって決まるということです。

これをちゃんと認識していないと、「本当は語彙力が不足していて英語が聴き取れないのに、ひたすらリスニング教材をがんばる」とか、「まだ文法があやふやなままなのにとりあえず英会話スクールに通ってしまう」といった残念な勉強にハマってしまいがちです。偉そうなことを言っていますが、どちらも僕のことです(泣)

2. インプットのためのスキルとアウトプットのためのスキルは別物

次に言いたいのは、インプットのためのスキルとアウトプットのためのスキルは別物だということです。「語彙力」と「文法力」がそれぞれ「インプットのための〇〇」と「アウトプットのための〇〇」に分かれていますよね?

受験英語では、その試験の性質上、どうしてもインプットのためのスキルの強化にウェイトが置かれがちです。しかし、きちんとアウトプットを意識した勉強をしないと、アウトプットのためのスキルは(全くとは言いませんが)なかなか伸びません

このことについては受験英語の復習の中でも述べましたが、文法も語彙も、アウトプットを意識したトレーニングを行う必要があります。

3. 聴解力と発音力は相互に高め合う関係

昨今は、「日本人は変にネイティブのような発音を目指さなくても、日本語訛りの英語を堂々と話せばいいんだ!サムライイングリッシュはかっこいいんだ!」という主張もたまに耳にします。これには確かに一理あって、発音を気にするあまり話せなくなってしまうよりは、日本語訛りでも堂々と話した方が100倍良いです。

とは言え、僕はできれば発音もある程度は矯正した方が良いと思っています。理由は2つあります:

  1. やっぱりネイティブの発音に近い方が聞き取ってもらえる可能性が高い。普段日本語訛りの英語を聞き慣れてないネイティブがいきなり日本語訛りの英語を聞き取れるケースはけっこうレア。
  2. 自分でネイティブっぽい発音ができるようになると、耳の解像度が上がって、ネイティブの英語が聞き取りやすくなる

詳しくは、具体的な勉強法含めてまた別の記事でお話しますね。

自分が本当に伸ばすべきスキルを見極めよう

誤解していただきたくないのは、この図は必ずしも英語を勉強すべき順番を表しているわけではない、ということです。文法が完璧でなくても、スピーキングの練習をしてもいいんです。

ただその場合、スピーキング力の限界は文法力によって決まってしまいます。初めはスピーキング力が伸びたとしても、やはり文法がボトルネックになり、近い将来その伸びは止まってしまうでしょう。そのときには、この図に立ち戻ってその原因を分析し、文法が問題なのであればちゃんと文法の勉強をしましょう、ということです。

実は僕自身、最近スピーキング力の伸び悩みを感じており、英会話のレッスンは継続する一方で、文法の復習を始めました。やはり、普段利用頻度が低い構文等は、どうしても記憶が曖昧になってしまっていた部分もあったようです。再度文法を勉強し直すことで、またスピーキング力が伸び出したことを強く感じています。

まとめ

  • 英語力を構成しているスキル間の構造を理解しましょう。リスニング力を伸ばしたいからといってただリスニングをがんばるだけでは、必ずしも望んだ成果は得られません。
  • 英語の勉強を続ける中で伸び悩みを感じたら、是非この図を確認して、自分が本当に強化すべきスキルは何かを把握しましょう。そして、そのスキルの強化にリソース投入しましょう。
英語学習一般

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2. メールを高速で処理する技術
3. 会議で取り残されない技術
4. 言いたいことを文書できちんと伝える技術
5. 言いたいことを口頭できちんと伝える技術
6. まとめ:もう始めてしまいましょう
 
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