日本人英語学習者がフォニックス(Phonics)を学んだ方がいい2つの理由

こんにちは。ゆう(@honkiku1)です。

2013年に駐在員としてサンフランシスコに赴任したものの赴任先の支社が倒産。半年間に渡る就職活動の末、現在はAmazonのシアトル本社でプロダクトマネージャーをしています。

そんな経験を活かし、このブログではアメリカで就職するためのポイント、アメリカでの仕事や暮らし、英語の学習方法などについて日々紹介しています。

 

突然私事で恐縮なんですが、僕には5歳の娘がいます(2020年9月現在)。

で、最近娘がキンダーガーデン(日本の幼稚園の年長に該当)に入園する際の、先生との事前面談があったんですね。

その中で、娘が現在どの程度英語が読めるのか、簡単なテストをしたんです。今後の授業の参考にしたいとのことで。

 

自宅で英語の絵本を読み聞かせしたりすることはたまにあるんですが、本人が自分で英語の本を読むことってまず無いので、

「まだ全然読めないだろうな〜。まあ、しょうがないか」

って思ってたんですね。

 

と・こ・ろ・が…

驚いたことにかなり読めてるんですよね、これが。

しかも、発音がかなりネイティブっぽい笑。

 

イヌくん(びっくり)イヌくん
えー!なんでなんでー!?

「なんでそんなに読めるの?」って本人に聞いてみたところ、週に3回通っていたプリスクール(日本の幼稚園の年中までに該当)で「フォニックス」を習っていたため、初めて見た英単語でも、とりあえずある程度は読むことはできるそうなんですよ。

 

フォニックスを習っていることは知っていたんですが、これほど効果があるとは!

というわけで、今回の記事ではフォニックスについて簡単に紹介するとともに、子供だけじゃなくて大人もフォニックスを勉強するといいよ、ということを説明します。

特に、英語の発音やリスニング力を上げたい人には是非読んでもらいたいです!

 

フォニックスってなにそれ美味しいの?

フォニックス(Phonics)とは、ネイティブの子供たちが学ぶ、英語のスペルと発音の関係のルールです。

例えば「a」は「ア」か「エイ」って読むよとか、「b」は「ブッ」て読むよ、みたいな。

(注:実際の「a」の発音はカタカナの「ア」や「エイ」と全く同じではありませんが、本記事では分かりやすさを重視してカタカナで表記しています)

 

最初は1音の子音(「b」とか「p」とか)や母音(「a」とか「e」とか)から始めて、徐々に込み入った音(「ch」とか「st」とか)を学んでいきます。

こういったスペルと発音のルールを学んでおくと、例えば「bed」という単語を初めて見たとしても、「ブッ」「エ」「ド」という読み方のルールが分かっているため、「ベッド」と読むことができる、というわけです。

 

イヌくん
でも、子供ならともかく、大人の英語学習者ならもうだいたいの単語は読めるようになってるから、あまり意味無いんじゃない?

確かにネイティブの子供たちは単語が読めるようになるためにフォニックスを学ぶのですが、もう単語が読めるようになっている大人であっても、フォニックスを学ぶ価値は十分にあります

それは、発音とリスニングです。

 

フォニックスを学ぶメリット①:英語の発音が良くなる

フォニックスを学ぶ1つ目のメリット。フォニックスを学ぶと、英語の発音が格段に良くなります

ネイティブの子供たちが英語の発音を学ぶのと同じやり方で発音を学ぶのだから、当たり前といえば当たり前ですね。

 

日本人が英単語を発音する際、特にその単語が「ベッド」のように既に日本語として定着してしまっている言葉だと、ついつい日本語に引きづられて「ベッ」として発音してしまいがちです。

最後の「ド」に母音の「オ」が残ってしまうんですね。

ところが、英単語の「bed」には、母音は「e」しか含まれていません(ちなみにこの「e」の音も、日本語の「エ」とは異なります)。

最後の「d」は日本語の「ド」のような母音は含めず、あくまで「d」として発音しなければいけないんです。

 

これが日本人にはなかなか難しい。

実は日本語の50音は全て母音が含まれているので、「子音だけを発音する」というのは、日本人にはあまり馴染みがないんです。

でも、フォニックスで「d」の音を「ドッドッドッドッ」と繰り返し練習するうちに、「子音だけを発音する」という感覚が徐々に身についてきます。

英語では、例えばMeetingという単語をMtgと略すように、音の中でも子音が非常に重要な意味を持ちます

フォニックスの学習を通じて、子音をクリアに(日本語のような母音混じりの音ではなく)発音できるようになると、発音が一気にネイティブっぽくなります

 

フォニックスを学ぶメリット②:ネイティブの英語が聴き取りやすくなる

フォニックスを学ぶもう1つのメリットは、ネイティブの英語が聴き取りやすくなるということです。

フォニックスでは、英語を1つ1つの音に分解し、CDやダウンロード音声を聞きながら繰り返し発音を練習します。

その過程で、英語特有の音に対する解像度が自然と上がっていくんですね。

毎日ヒヨコを何千羽も見ていると雄と雌の違いが分かるようになってくるようなものです(たぶん違う笑)。

 

また、フォニックスは英語のスペルと発音のルールを学ぶものなので、これによってスペルから発音が分かるようになるだけでなく、発音からスペルが類推できるようにもなります。

フォニックスを学んでからネイティブの英語を聞くと、

「今聞こえてきた単語、今までに聞いたこと無いけどなんだろう?聞こえてきた音からフォニックスにのっとってスペルを類推すると…。ああ、なんだ。あの単語か。ネイティブが発音するとこんな風に聞こえるんだなあ」

となることがたびたびあります。

 

フォニックスを学ぶということは、ネイティブが英語の発音を学ぶ過程を追体験するということ。

ネイティブが英単語を見たときにどんなルールで発音しているかを学んでおけば、それを聞き取る際に非常に役立つことは容易に想像できるのではないでしょうか?

 

日本語で学べるフォニックスの書籍

フォニックスって、一昔前までは「知る人ぞ知る英語の勉強法」といったイメージで、書店でフォニックスの本を見ることもあまりありませんでした。

でも、最近はフォニックス関連の本もかなり増えてきましたね。

フォニックスはアメリカでは子供が学ぶものなので、子供向けのフォニックス本も多いのですが、ここでは「大人の英語学習者がフォニックスを学ぶには?」に焦点を絞って紹介したいと思います。

 

フォニックス<発音>トレーニングBOOK

今までにフォニックスを全く学んだことが無いという人は、ここから始めてください。

フォニックスのルールを1つ1つ丁寧に説明してくれます。

「英単語の読み方なんて今さら勉強しなくても分かるよ」

なんて人も、一読してみると新しい発見が必ずあると思います。

フォニックス<発音>トレーニングBOOK
4.1

フォニックスは、もともと英語圏の子供たちが文字を読むことができるように開発された指導法。英語のスペルから発音のルールを、また逆に音からスペルを学んでいきます。楽しくリズムに乗せてレッスン! CDはまるで先生の個人授業を受けているかのようなライブ感です。

◆Kindle版をご購入の方へ(音声ダウンロードのご案内)

Kindle版をご購入の方は、本書の音源を弊社ホームページよりダウンロードしていただくことが可能です。内容は書籍版に付属しているCDと同じです。詳しくはKindle書籍内に記載しています。

 

<フォニックス>できれいな英語の発音がおもしろいほど身につく本

フォニックスのルールを一通り学んだ後は、この本に進みましょう。

この本では、英単語ではなく、英語でよく使うフレーズを、フォニックスのルールで分解して発音を説明してくれます

単語単位で読むときとフレーズで読むときとでは、英語の発音は異なります。

フレーズ単位でフォニックスを学ぶことで、より自然な、ネイティブっぽい発音を身につけられます。

<フォニックス>できれいな英語の発音がおもしろいほど身につく本
3.9

まずフォニックスの基本ルールを学んだあと、英語でよく使う60フレーズ(句)について「フォニックス分解」を行い、フレーズの中にどのフォニックスルールが使われているのかを確認しながら練習。フォニックスを意識しながら、リズムに乗せて英語発音練習していきましょう。

◆Kindle版をご購入の方へ(音声ダウンロードのご案内)

Kindle版をご購入の方は、本書の音源を弊社ホームページよりダウンロードしていただくことが可能です。内容は書籍版に付属しているCDと同じです。詳しくはKindle書籍内に記載しています。

 

フォニックス英語リスニング

フォニックスの発音を学んだら、この本に進みます。

この本では、フォニックスの基本ルールに加えて、ネイティブが実際に英文を話すときに発生する音の変化についても詳しく解説してくれます。

(例えばリエゾンとかですね。以前下記の記事でも紹介しました)

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フォニックスで原則を押さえ、この本で実際の英文中での音の変化も押さえれば、英語の聴き取りに必要な基礎は一通り理解することができます。

フォニックス英語リスニング
5

英語発音でおなじみ「フォニックス」は、文字と音のルールのことで、子ども向け英語学習でよく取り入れられています。本書は、大人向けのフォニックス学習書の第一人者であるジュミック今井先生が、フォニックスの理論をもとにして解説したリスニングの本です。
「ネイティブの英語が聞き取れない…」と悩んでいるあなた。聞けないのは、聞き取る能力がないからではありません。英語の文字と音のルールを活用して、聞こえない音を分析して体系化し、「聞き取りかた」の訓練を行っていきましょう。
フォニックス・リスニングなら、聞こえた英語の音を頭の中で瞬時に文字変換して、英文の意味がわかるようになります!

 

まとめ

以上、フォニックスを大人の英語学習者が学ぶメリットについて説明してきました。

まとめると以下のようになります。

  • フォニックス(Phonics)とは、ネイティブの子供たちが学ぶ、英語のスペルと発音の関係のルール
  • フォニックスを学ぶことは、子供だけでなく、大人の英語学習者にもメリットが大きい
  • フォニックスを学ぶことで、よりネイティブに近い英語の発音を身に着けることができる
  • フォニックスを学ぶことはネイティブが英語の発音を学ぶ過程を追体験することなので、ネイティブの英語が聴き取りやすくなる

フォニックスを学ぶことは、発音とリスニング力の向上に非常に役立ちます。

昔よりも遥かにフォニックス関連の教材が充実していることからも、その効果の程が伺えるのではないでしょうか。

発音やリスニングを強化したいと思っている人には、フォニックスはかなりオススメの勉強法です!

 

Amazonシアトル本社で学んだサバイバル英語仕事術

海外で6年間仕事をする中で学んだ、英語がペラペラじゃなくても英語で仕事をこなすための技術をまとめました。

海外や外資系企業で英語を使って働いている人、これから働きたいと思っている人には是非読んで頂きたいです。