英語ネイティブの聴覚を手に入れる秘密のトレーニング

リスニング
お兄さん
お兄さん

じゃあ、具体的なリスニングのトレーニングに入っていこうか。

イヌくん
イヌくん

はーい。

お兄さん
お兄さん

この前説明した、リスニングのプロセスは覚えてるかな?

リスニングプロセス

イヌくん
イヌくん

覚えてるよ〜。

英語リスニングには3つの課題があるんだったよね。

お兄さん
お兄さん

もし忘れちゃってたら前回のお話を軽くおさらいしておいてね。

お兄さん
お兄さん

今日は、耳に入った音を識別するトレーニングについて説明するよ!

課題のおさらい

英語のリスニングって本当に難しいですよね。

その難しさの1つの要因として、「英語と日本語は使われる音が全く違う」ということを前回お話しました。

英語と日本語の脳内音声データベースの違いを吸収するために、多くの日本人の脳は、「日本語に存在しない音」を、無理やり「一番近い日本語の音」にマッピングして処理します

その結果、我々日本人には、”thank”も”sank”も「サンク」としか聞こえないし、”rice”も”lice”も「ライス」としか聞こえないのです。

「聞こえないものは聞こえないと割り切って、文脈で判断する」というのも1つの立派な戦略です。

しかし、そう割り切ってしまう前に、今日ご紹介するトレーニングを一度試してみてください

耳の解像度を英語ネイティブに近づけるトレーニング

日本人は50音でしか音声を識別できない

なぜ日本人は、”thank”も”sank”も「サンク」としか聞こえないのでしょうか?

それは、日本人は50音で全ての音声を識別しようとするからです。

アルファベットと違って、ひらがな(とカタカナ)は文字と音が1対1に対応します。

これってすごく便利ですよね。

英語だと、同じ”a”でも”thank”と”art”と”eat”と”mate”で全部読み方が違うのに、日本語の場合、「あ」は常に「あ」ですからね*。

あまりに便利すぎて、全ての言葉の読み方は50音で表せるんじゃないかと思ってしまいます。

*厳密には、同じ50音表記でも前後の音によって無意識に異なる発音をしているのですが、当人は同じ発音をしていると思い込んでいるはずです。

その結果、日本人は全ての音声を50音でしか識別できなくなってしまったのです。

その結果、日本人は”thank”も”sank”も「サンク」としか識別できなくなってしまったのです。

発音記号を覚えよう

では、この50音表の呪いをどう解くかですが、まずは発音記号を覚えましょう

辞書や単語帳によく書いてある、”θæŋk”とか”sæŋk”みたいなやつですね。

そもそも50音では英語の音を表現できないんだから、表現できる表記方法を取り入れましょう、ということです。

英語の各音素に名前をつけてあげるイメージにも近いかも知れません。

人類は古来より、ものに名前をつけて他と区別することで、対象をより深く理解してきました。

今までなんとなく掴みどころの無かった、あの息が漏れるような奇妙な音に、”θ”という名前をつけてあげよう、ということですね。

発音記号にはいろいろな流派があります。

今後の活用を考えると、日本で発行されている辞書や単語帳でだいたい標準的に使われている、IPAがいいでしょうね。

書籍なら以下の2冊がどちらも分かりやすくておすすめです。

好きな方で勉強してみてください。

そうそう、発音記号は必ず自分で書けるようにしておいてくださいね。この後のステップで使います。

発音記号でディクテーションしよう

発音記号を一通り覚えたら、発音記号でディクテーションしてみましょう。用意するものは音声と発音記号のついた単語帳です。

以前ご紹介した1分間英単語1600英単語ターゲット1900でもいいですし、それ以外のものでも何でもかまいません。

やり方は、以下の通りです。

  1. 音声で単語を聞く
  2. 聞こえてきた音を発音記号で紙に書く
  3. 単語帳に書かれた発音記号を見て答え合わせ

ここでのポイントは、ステップ2で、自分に聞こえた通りの音を書き下すということです。

絶対にやってはいけないのは、

「サンク」って聞こえた!→”thank”に違いない!→”thank”の発音記号は確か”θæŋk”だったはず!

のように、一回英単語を挟んでしまうことです。

いまは、英語の音声に対する解像度を上げることが目的なので、単語の知識に頼らず、聞こえた音を発音記号に落とすというプロセスに集中してください。

耳の解像度が上がる

このトレーニングを繰り返していると、徐々にではありますがあなたの耳の解像度が上がっていきます。

“thank”と聞いたとき、「サンク」ではなく”θæŋk”と聞こえるようになります。

だって、“θ”と”s”って全然違う字ですもんね!そりゃ、読み方も違いますよ!

スピーキングにも効果あり

以前、下の図でも説明しましたが、聴解力と発音力は互いに強め合う関係にあります。

今回のトレーニングで耳の解像度が上がったあなたは、各単語の発音をより正確に再現できるようになっているはずです。

英語力構造図

まとめ

  • 日本人は音声を50音でしか識別できない
  • 耳の解像度を上げるために、
    • 発音記号を覚えよう
    • 発音記号を使ってディクテーションしよう
  • 耳の解像度の向上はリスニングだけでなくスピーキングの改善にも有効
リスニング

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