こんにちは。ゆう(@honkiku1)です。
2013年に駐在員としてサンフランシスコに赴任したものの赴任先の支社が倒産。半年間に渡る就職活動の末、現在はAmazonのシアトル本社でプロダクトマネージャーをしています。
そんな経験を活かし、このブログではアメリカで就職するためのポイント、アメリカでの仕事や暮らし、英語の学習方法などについて日々紹介しています。
普通の会話だったらだいたい聞き取れるのに、会話の中に数字が入ってくるととたんに聞き取れなくなったりしませんか?
海外旅行で買い物をするとき、レジのお姉さんが言った合計金額が聞き取れず、ドキドキしながら黙ってクレジットカードを差し出す、なんて経験は誰しもあるのではないでしょうか?
また、ビジネスで英語を使うならば、数字を聞き取れないとかなり困ったことになります。
この記事では、
- 数字を聞き取るための練習方法
- それでも聞き取れないときの乗り切り方
をご紹介します。
書籍で英語の数字の聞き取りを練習する
数字に特化したリスニングの本はいくつか出ていますが、下の2冊がオススメです。
自分の現在のレベルに合わせて選んでください。
特に、数字や数字周りの英語の読み方に実はあまり自信が無い人は、一度確認しておいた方が良いと思います。
例えば、下の数字、英語でちゃんと読めますか?
- 800 → eight hundred? それともeight hundredsでしたっけ?
- $19,390,600,000
- December 21, 2018
- 10:56 PM
- 222 / 2 = 111
英会話で数字がわかる!
海外で買い物するときなど、英語の数字を言おうとするとなかなか口から出てこなかったり、相手の言う数字がうまく聞き取れなかったりすることがある。算数が得意な人でも、「英語の数字は苦手!」という声が非常に多い。その理由の1つが、日本語と英語とで、数字の桁の数え方が違うこと。
英語の数字にはth, l, rなどの難しい音も含まれるので、数字をマスターすれば発音力アップにもつながる。値段や日付、時間など、英会話でよく出てくる数字を本書で楽しく練習しよう!
この本では、初めに数字の読み方を1,000兆まで復習したあとは、年号・時刻・電話番号など、分野別の数字の練習に移っていきます。
初めから順番にやる必要は全く無いので、自分が苦手な分野や、よく使う分野から練習していけばいいでしょう。
内容的には比較的初級者向けになっていて、リスニングスピードもゆっくりめです。
この本だけで実際の会話に対応するのはつらいと思うので、これで基礎を復習した後は、下で紹介している『数量表現の英語トレーニングブック』やアプリで更にブラッシュアップしてください。
数量表現の英語トレーニングブック
数字・単位・計算などの聞き取り・読み取り・書き取りに強くなるための実践トレーニングブック。日常会話やビジネス会話の中で数字がでてくるととたんに思考が止まる人、数字が1桁、2桁ならどうにか聞きとれてもそれ以上になるととたんに会話が止まってしまう人にピッタリの本。ビジネス場面で数字の英語に弱いのは致命傷。要点解説と豊富な例文、そして実践的な練習問題で英語の数字がどんどん聞きとれるようになり、すらすら話せるようになります。
これは、そのタイトルどおり、トレーニングブックです。
742問にも及ぶ練習問題を通して、英語の数字を聞き取る回路を脳内に形成していきます。
分野も、日常生活から金融・通信・医療など多岐にわたります。
どちらかと言えば中〜上級者向けの本ですね。
最大の欠点は、音声はCDのみで配布なので、Kindle版では聞き取り練習ができないこと。
電子書籍派の人たちも、たまには紙の本買いましょう。
アプリで英語の数字の聞き取りを練習する
アプリでも数字の聞き取り練習ができるものがいくつか出ています。
僕も一通りは試しましたが、今ストアで手に入るものでは下の2つが使いやすいです。
完全リスニング りすなん!
次々と読み上げられる数字をひたすら入力していくアプリです。
最初は1〜2桁の簡単なものから始まり、経験値を積んでレベルアップするにしたがって問題が難しくなります。
回答速度によって経験値にボーナスやペナルティがつくので、数字に対する反応速度が否が応でも強化されます。
シンプルですが、今回イチオシです。
English Digital Training
上で紹介した『りすなん』と同様に、読み上げられた数字を回答していくというアプリです。
『りすなん』とは異なり、単なる数字以外に日付や電話番号などのバリエーションがあります。
こちらはレベルアップ等が無く、したがって回答時間に応じたボーナス/ペナルティ等もありません。
個人的には、回答時間がある方が燃えるので『りすなん』の方が好きですが、ただの数字以外のパターンの練習もしたいのであれば、この『English Digital Training』もいいと思います。
English Digital Training
それでも数字が聞き取れないときの乗り切り方は?
これらのトレーニングを通して、徐々に数字の聞き取り能力は上がっていくはずです。
が、それでもどうしても聞き取れないときはどうすればよいのでしょうか?
もう1度言ってもらう
もし1対1や少人数の会議であれば、もう1度言ってもらいましょう。
人間、正直が一番です。
使うフレーズはシンプルに“What did you say?”や“Can you say that again?”等でOKです。
会話の流れをコントロールするのに使えるその他のフレーズは下の記事を参照ください。
こんにちは。ゆう(@honkiku1)です。 2013年に駐在員としてサンフランシスコに赴任したものの赴任先の支社が倒産。半年間に渡る就職活動の末、現在はAmazonのシアトル本社でプロダクトマネージャーをしています。 そんな経[…]
最初の2桁+桁数だけ死ぬ気でおさえる
大人数の会議では、なかなか「もう1回言って」とか言えないですよね。
そんなときは、数字が聞こえてきたら無理に全部聞こうとせず、最初の2桁と桁数だけは死ぬ気でおさえるという心構えで臨みましょう。
例えば、thirty one billion…と聞こえてきたら、その後は無視して31Bだけ覚えておく。
数字の聞き取りが苦手な人にありがちなのが、全てきちんと聞こうとするあまりテンパってしまい、初めに聞こえていた数字までよく分からなくなってしまうというもの。
31,415,926,535が31,000,000,000になってしまっても、実用上ほとんど問題ないんです。
まとめ
まとめますね。
- まずは数字の読み方をしっかりおさえよう
- あとは問題集やアプリで練習あるのみ。実際の会話を想定して、速めの速度で練習しよう
- 聞こえなければぱっと聞き返せるフレーズを用意しておこう
- どうしてもダメなときは最初の2桁と桁数だけおさえておけばだいたい大丈夫!
ビジネスで英語を使うなら、数字からは絶対に逃れられません。
一度腰を据えて、しっかりと練習してみてはいかがでしょうか?
また、リスニング全般の課題については下記記事を参照してください。
こんにちは。ゆう(@honkiku1)です。 2013年に駐在員としてサンフランシスコに赴任したものの赴任先の支社が倒産。半年間に渡る就職活動の末、現在はAmazonのシアトル本社でプロダクトマネージャーをしています。 そんな経[…]