こんにちは。ゆう(@honkiku1)です。
2013年に駐在員としてサンフランシスコに赴任したものの赴任先の支社が倒産。半年間に渡る就職活動の末、現在はAmazonのシアトル本社でプロダクトマネージャーをしています。
そんな経験を活かし、このブログではアメリカで就職するためのポイント、アメリカでの仕事や暮らし、英語の学習方法などについて日々紹介しています。
英語の会議って難しいですよね。
話題が次から次へとどんどん変わっていき、何も発言できないままに会議が終わっている、なんてことは無いでしょうか?
この記事では、純ジャパで英語嫌いな僕が、アメリカでこれまで数年間仕事をしてきた中で身につけてきた、英語の会議に参加するときに置き去りにされないためのコツについてご紹介したいと思います。
先に要点だけ言ってしまうと、英語の会議で置き去りにされないためのコツは以下の4点です:
- 予習する
- すぐに質問する
- コンスタントに発言する
- 集中する
英語会議の前には必ず予習しよう
新入社員の頃は会議の前にはきちっと準備していた人でも、仕事に慣れてくるにつれてそんなこともしなくなり、アドリブでも何とかできるようになってしまったのではないでしょうか?
しかし、同じノリを英語会議に持ち込んでしまったら、置き去りにされること不可避です。
会議の前に、最低限以下のことはしておきましょう。
- 会議のアジェンダとゴールを確認する。これらが会議案内に含まれていなければ、主催者に問い合わせる
- 配布資料を読み込み、背景知識と知らない単語を確認する。資料が当日配布の場合、作りかけでいいので事前にシェアしてもらえないか主催者に問い合わせる
- 会議中「これだけは言いたいこと」をあらかじめ決めておく
英語会議中、分からないことがあればすぐに質問しよう
いくら事前に予習をしていたとしても、会議の内容を全て理解することは難しいです。
何か分からないことがあれば、できるかぎりその場ですぐに質問しましょう。
小難しいフレーズは不要です。
What is XXX?
や、
What do you mean by XXX?
などの簡単な聞き方で十分です。
「こんなことを聞いたら他の人に迷惑かも」などと考えてはいけません。
なぜなら、
- 議論が理解できていない人がその場にいる方がよっぽど迷惑だから
- あなたが理解できていないことは、高確率で他の人(ネイティブであっても)も理解できていないから
- 基本的な質問が深い議論につながることがあるから
- 自分がくだらない質問をすることで他の人も質問しやすくなるから
少しでも分からないことがあれば、条件反射で質問してしまいましょう。
英語会議中は意識してコンスタントに発言するようにしよう
会議中はできるだけコンスタントに発言しましょう。
議論を理解できないから発言を躊躇してしまうという気持ちはすごくよく分かります。
でも、実は発言すると議論が理解しやすくなるんです。
なぜかというと、
- 意識が「傍観者モード」から「参加者モード」に変わり、脳が活性化するから
- 他の人の発言があなたの発言を受けたものになり、内容が予測しやすくなるから
具体的には、5分に1回は必ず発言するなどの自分ルールを決めて、なかば強引にでも発言してしまいましょう。
特に、会議開始後5分以内に発言すると、会議出席者の間で「この人は議論に参加する人」という認識ができ、以降の発言がしやすくなります。
どんなくだらない発言でもいいんです!
逆に、そのタイミングを逃すと、自分の中で発言のハードルがどんどん上がってしまい、ますます発言が難しくなります。
カラオケに行って初めの頃に歌わないと、どんどんハードルが上がってしまうようなものですね。
ここでも、凝った英語表現はいりません。
中学校で習ったような、
I think that…
や
Yeah, I agree with that.
とかで十分です。
よく、「他の人と同じ意見を言っても議論のプラスにならないから、他の人が自分と同意見である限り自分は発言しない」という人もいますが、賛同の意を示すだけでも十分に議論に貢献していることになります。
ずっと黙っていても何も生まれません。
まずは一言、何か発言してみましょう!
英語会議中はちゃんと議論に集中しよう
最後に、会議中はきちんと議論に集中しましょう。
日本語の会議と同じようなつもりでメールをチェックしたりツイッターをしたりしていると、途端に議論についていけなくなってしまいます。
だってあなたはノンネイティブスピーカーなんですから。
まあ、上述の「すぐに質問する」と「コンスタントに発言する」を実践していれば、自然と議論に集中できるはずですけど。
もし、会議中に他のことがしたくなってしまう、どうしてもツイッターを見たくなってしまうなどの症状があれば、その行動を取るための手間を増やすという対策がオススメです。
例えば、どうしてもスマホでツイッターをチェックしないと気がすまないのであれば、スマホをノートPCの下に敷いてしまうとか、スマホのパスワードを長いものに変えてしまうなど。
人間はすごくめんどくさがりな生き物なので、ある行動にかかる手間がほんの少し増えるだけで、途端にその行動を取らなくなるということが、心理学の実験等で証明されています。
実は僕もこの方法でツイッター依存症を克服しました(笑)。
おすすめの教材
以上のことを実践するだけでも、会議で置いて行かれる率はかなり下がるはずです。
もし更に改善したければ、以下のおすすめ教材で学習を進めてみてください。
プロの添削付きのシャドーイングでリスニング力アップ
会議前にきちんと予習をして、会議中もコンスタントに発言&質問をしていれば、会議参加者の発言内容はある程度理解できるはずです。
これにリスニング力も伴ってくれば、英語の会議も恐れるに足りません。
リスニング力のアップに効果的なトレーニングと言えば、シャドーイングです。
結局、自分で発音できない音は聞き取れないですからね。
シャドーイングは、音声教材に少し遅れて同じ英文を発話していくというシンプルなトレーニングですが、正しくやれているかどうかって、自分ではなかなか判断しづらいですよね。
教材を探すのが地味にめんどくさかったりもするし。
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英語の会議で使えるフレーズを覚えて発言力アップ
前述したとおり、会議で小難しいフレーズを使う必要は全くありません。
自分がいつも使っていて、自信を持って発言できるフレーズを使うのが一番です。
ただ、もし自信を持って使えるフレーズがまだあまり無いのであれば、1〜2冊フレーズ集を読んでみて、「これは使えるかも」と思ったものを暗唱して覚えてしまいましょう。
例えば『英語の会議 直前5時間の技術』は、会議で使える英語フレーズを無駄なくコンパクトにまとめてくれているのでオススメです。
ただし、間違っても一冊まるごと覚えようとはしないで下さい。
目的はあくまで発信力を高めることです。
数を覚えることよりも、少ないフレーズに絞って「ここぞ」というときに確実に使えるようにしておくことの方が数万倍重要です。
僕自身、せいぜい10個ぐらいのフレーズしか普段使っていないような気がします。
突然「英語の会議」に参加しろと言われたら? 直前5時間で口と耳をしっかり鍛え、慣らすことができるプログラムがこちら。数多くの会議出席者を「救済」してきた著者が、日本人のための厳選表現を誌上で個人レッスンする。
テキストは、5時間後に会議を主催・出席することを想定し、「あと5時間⇒あと4時間……⇒あと1時間」のように残り時間をカウントダウン。各時間で取り組むべき学習内容を示しながら展開します。限られた学習時間を最大限に生かす構成で、多忙なビジネスパーソンも無理なく取り組めます。
アメリカ人の考え方を理解して会議の進行力アップ
ずっと日本で暮らしているとなかなか気づかないのですが、日本人が考える当たり前って、世界から見ると必ずしも当たり前じゃなかったりします。
それは仕事の進め方や会議の捉え方もしかりで、アメリカ人は日本人とはかなり異なる考え方を持っていて、そこの違いを理解できていないと、思わぬ誤解を招いたり平行線をたどったりします。
例えば、日本だと人が喋っているときに遮るのは失礼に当たるので、みんな人が話し終わるのを待ってから話し始めますよね?
何なら挙手してから話し始めたり。
アメリカでも、人が話しているのを遮るのは失礼という考え方が無いわけではないんですが、みんなそんなことはお構いなしにガンガン割り込んで来ます。
こう言った考え方や慣習の違いを勉強することは、実は英語を勉強することと同じかそれ以上に重要なことだったりします。
『反省しないアメリカ人をあつかう方法34』では、日米の文化やビジネス慣習の違いについて豊富なコンサルティング経験を持つ著者が、なぜアメリカ人と日本人の会議はうまくいかないのかを、その文化的背景の違いから説明してくれています。
そして、その違いをどう克服すべきかと行った指針を、便利な英語表現も含めて提示してくれます。
急にアメリカ人と働かなければいけなくなった、みたいな人には必読の一冊です。
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こちらはKindle Unlimitedで無料で読めるので、もしすでに入っていたら是非試しに読んでみてください。
Kindle Unlimitedには良い英語関連本が多く揃っているので、英語学習者は入っておくといいと思います。
科学的手法で集中力アップ
実は、英語の会議で取り残されてしまう最大の原因の1つは、途中で集中力を切らしてしまうことではないかなと思っています。
僕みたいな純ジャパにとっては、英語を聞き取るというのはかなりの集中力を要する作業なので、会議中いかに集中力を高めそれを維持するかということはかなりの重要課題です。
集中力を高めるために、今まで色々な書籍に目を通してきましたが、メンタリストDaiGoさんの『自分を操る超集中力』は、実践的かつ学術研究にもとづいた説得力があり、非常に役立っています。
僕は電子書籍版の他にオーディオブック版も購入し、何度も聞き直しては日々の生活に活用しています。
会議だけじゃなくて他の作業や勉強にも応用できるので、かなりコスパ高いんじゃないかなと思います。
「気が散ってしまい、いつも集中が続かない」
「仕事や勉強で毎日疲れている」
「本番や締切が近づいて、せっぱ詰まっている」。そう思う方、必読です。
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実際に、私もこの「集中メソッド」で、次のようなたくさんの仕事や勉強をムリなくこなせています。
本書を読むことで、たとえ疲れたままでも高い集中力を保つことができ、仕事や勉強が短時間で片づけられるようになります。
まとめ
まとめます。
英語の会議で置き去りにされないためには、以下の4点が重要です:
- きちんと予習して会議に臨むこと
- 不明点があればすぐに質問すること
- コンスタントに発言すること。これによって議論も理解しやすくなる
- 他のことに気を散らせず、議論に集中すること
とにかく議論に集中して、常に発言しようと心がけていれば、きっとついていけるはず!
もしリスニング能力に不安があるなら、下記の記事を読んでみてください。
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